男の靴・スニーカー/ドレスシューズ

リーガルのBUILT TO ORDER SYSTEM(4ページ目)

日本を代表する靴メーカー・リーガルのパターンオーダーに待望のアメリカントラッドモデルが加わりました。幼い頃からトラッド一筋で育てられ、この手の靴には思いの深い飯野が、その全貌を熱くレポートします!

飯野 高広

執筆者:飯野 高広

靴ガイド

革だけでなく、幅も選べます

ストレートチップ
BUILT TO ORDER SYSTEMの内羽根式ストレートチップです。大変キメが細かく柔らかいこのベビーカーフは、リーガルトーキョーでのみオーダー可能なアッパーです。写真通りの仕様で\73,500(税込み)。


この記事をお読みの男性でしたら少なくとも一度は足を通された経験があるはずの、リーガルの靴。ブランドの起源は確かにアメリカですが、第二次大戦後の日本の紳士靴の歴史そのものと言っても過言ではない、偉大かつ身近な存在です。そんなリーガルの長年の経験をもとに2005年の秋に登場したこの「BUILT TO ORDER SYSTEM」は、その発注から完成まで以下のようなプロセスを踏んでゆきます。詳しくはこちらをご覧頂きたいのですが、スタイルに限らず選択の幅、いやー結構広いですよ!
  1. 10種類のモデルの中からデザインを選択する。
  2. 爪先の形状を「ラウンド」「スクエア」の2種類の中から選択する(アメトラモデルはラウンドトウのみ)。
  3. アッパーとライニングの素材・色を選択する。
  4. ソールとヒールの素材・仕上げ方法を選択する。
  5. 立った状態で足を採寸し、その特徴を把握する。
  6. 5.をもとに近似値と思われるサイズのサンプルシューズを幾つか履いてもらい、最適なものを選択し、発注作業完了。
  7. 発注から約一ヵ月半後に製品が完成し、納品する。
2000年の秋に「EAST COAST COLLECTION」レーベルの一部として始めたパターンオーダーシステムを発展させたのが、この「BUILT TO ORDER SYSTEM」です。前頁までにご紹介したアメトラモデルはともかく、他のモデルの基本的なフォルムはイギリス靴的な大変洗練されたもの。またレングス(足長)だけでなくウィズ(足囲)もD(細目)・E(標準)・F(太目)の3つから選択可能となったのも、リファインした際の大きな進化点です。好きなスタイルだけでなく、丁度いいサイズについても誰しもが悩まず簡単に選べるのが、このシステム最大の魅力でしょう。


採寸
小生もこの取材にあたって足を測ってもらいました。その結果このBUILT TO ORDER SYSTEMでのベストサイズは24.5D。リーガルの既製品では長年レングスは24.5を選んでいましたが、少なくともそれが間違いではなかったことが証明され、少しホッとしました!




最後のページでは、どこで受け付けているか、などなど!
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