「微妙な感覚」が大事!
バーでカクテルを創る際に用いられるビターズボトル。「一滴」が極めて絶妙に出て、鏡面磨きの際も一度使い出したら病みつき! 東急ハンズなどで1300円前後で購入可能です。 |
具体的には
- 油性ワックスも水も、一度にあまりつけ過ぎない。
- 力を極力入れないで、優しく乾拭きする。
- 一回で終わらせようとせず、ワックス掛けは薄く、かつ何度か繰り返し行う。
何を隠そう、個人的にもこのページの「水を一滴」の感覚がなかなか掴めず、必要以上に水を付けすぎ革がふやけて失敗することが多々ありました。がある時、ひょんな所でこの「一滴」に最適なものを見つけました。とある酒場でマティーニというカクテルを作ってもらった時、バーテンダーさんが風味付けに「オレンジビター」というリキュールをステアグラスに一滴点したのですが、その際用いた小さな瓶に目が行ったのです! コレだよコレ…… 「ビターズボトル」という名のこのガラス瓶、その後すぐに東急ハンズで買い求めたのですが、その口から自然に垂れる水一滴が鏡面磨きに正に最・適・量。以来、水の加減に悩むことは全くなくなりました。因みにコレ、お菓子作りの際多用する「バニラエッセンス」などの瓶でも代用可能です。こちらならスーパーマーケットでも入手可能ですよね!
とまあ、読者の皆様の苦労が小生もよくわかるこの「鏡面磨き」ですが、この2007年の秋辺りから、失敗する割合を劇的に低くできる画期的な商品が、アプローチこそ異なるものの幾つか登場しております! いずれも靴修理のアトリエが商品開発に絡んでいるのも、極めて興味深い点です。以下のページでは、それらを詳しくご紹介してまいりましょう。
では最初に、油性ワックスを塗る際に用いる「水」に注目した商品から。詳しくは次のページにて!!