旬なカジュアル・ブランドの秋冬コレクションをガッツリ紹介してます。オススメは神戸メーカー、プリティ。いえいえ、社長の新井さんが呑み友達だからって理由ではなく…。
まるで魔女の靴。
トップページを飾ったのがこの、トリッペン。トリッペンといえば快適とモードの融合を真剣に考えたブランド。足なりの形状で知られるオブリック・ラスト一本で、実にバリエーション豊かなコレクションを発表してきました。ヴォルフガング・ヨープやヨウジ・ヤマモトのコレクションを製作したことでも知られています。これまではマニッシュなイメージが強かったけど、新作は色使いも鮮やかで、メルヘンチックなタッチ。考えてみれば「不思議の国のアリス」をモチーフに靴をつくったこともあり、魔女靴とでも言いたい、トップラインのカッティングがユニークなショートブーツなど、このブランドらしいテイストなのかも知れません。(左から3万3000円、3万1000円、3万8000円/問カネマンtel.03.3796.6871)
神戸の新進・要注目ブランド。
日本には二大産地といわれるクツヤの密集地帯があって、東の浅草、西の神戸がそれです。ここで紹介する「プレスルーム」は神戸メーカー、プリティのブランド。メーカーといえばデザイナーや企画問屋の下請けが一般的ですが、つい最近、代々木上原にショールームを構えたと思ったら、あれよあれよという間に売場に並び始めました。丸井などでは結構なフェースをとって展開してるよーです。ブランド名からもわかるように社長のセンスはゼロですが(笑)、デザイナーを務める妹のセンスがいい。(2万9000円/問プリティtel. 03.6407.2358)
パリ発“清楚”靴。
世界のセレクトショップに並ぶTO&CO.。有名セレクトショップで企画をしてた浜田さんと英名門校コードウェイナーズで靴づくりを学んだ若林さんが活動の場をパリに置き、つくってますが、レディスのコンセプトは二人が感じる清楚さの表現。確かに楚々としたパリっぽい靴です。(価格未詳/問マグナムtel.03.5411.7454)
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