スーツ・ジャケット/着こなし・みだしなみ

NYの紳士に学ぶダンディズム(2ページ目)

日本の男性にお手本にしてもらいたいニューヨークの紳士のお洒落術を紹介します。時代に左右されないダンディな着こなしのワザと心得とは?

首藤 眞一

執筆者:首藤 眞一

メンズファッションガイド

時計と靴には金をかけろ

ニューヨークの紳士は時計と靴に金をかけるのが鉄則!言い換えれば、いくらダンディに装っていても時計と靴が安っぽければ台無しということだ。上着の袖口からちらりとのぞくカフリンクスもスタイリッシュなお洒落ワザ。
欧米では、“男は時計と靴に金をかけろ”と言われる。なぜならば、これらのアイテムが社会的なステイタスを象徴するからだ。例えば、ニューヨークのホテルではフロント係が宿泊客の時計を見て、その人に与えるサービスの質を決めるとも言われている。“なんて失礼な”と思う人もいるだろうが、これは全くない話ではない。日本以上に社会の階層が存在する欧米では、身につけている時計や靴で人物を判断されることがあるのだ。だから、社会的なステイタスが高いニューヨークの紳士達は、やはりそれに見合った高級な時計や靴を身につけなければならない。日本の男性も「時計と靴が男のステイタスを象徴する」ことはニューヨークの紳士から学ぶべきだろう。



ダブルカフスで優雅な袖口を

ニューヨークの紳士は、とにかくダブルカフスのシャツを着ることが多い。日本ではあまりダブルカフスのシャツやカフスを留めるカフリンクスが販売されていないせいか、ボタン留めのカフスのシャツが主流だ。しかし、カフリンクスでカチッと留めた二重のカフスは、とても上品で優雅な男の装いのシンボル的なもの。ぜひ日本の男性にももっとダブルカフスのシャツを愛用してもらいたいと思う。カフリンクスにこだわり、お洒落を楽しむことを覚えれば、結構、癖になってしまうかもしれない。

以上、今回は日本の男性にもお手本にしてもらいたいニューヨークの紳士のお洒落術を紹介した。男性の着こなしには時代に左右されないスタイルがあるが、今日紹介したのはまさに紳士のダンディな着こなしの基本とも言えるもの。自分にあった着こなし術を上手に取り入れて、さっそうと伊達男を目指そう!


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