このモデルが気に入った~。(コラム風)
これがお気に入りのサンプルモデル。いい感じでしょう。日本ではまだ少ないダービー(外羽根式)のセミブローグ。製法はグッドイヤー・ウェルテッド製法。ラストはグレース(no.14)。オーダー用のサンプル。 |
話は戻るが、ショップの方にフィッティングしてもらって、あれこれ見せてもらっていたら、お気に入りのモデルが見つかった。
それが写真のオーダー用のサンプルモデルで、グッドイヤー・ウェルテッド製法によるダービー(外羽根式)のセミブローグという、じつに英国らしい一足。
羽根のパーフォレーションの流れ方も洗練されていて、けっこう好きなデザインだ。
こちらはグレース(no.14)というラストを使っていて、ダブルソールのオープントラック仕上げ。ちなみにグレースというのは女優のグレース・ケリーから命名したもの。「裏窓」と「泥棒成金」が懐かしい~。
もちろんこのままでも大変魅力のあるモデルなのだが、カスタムオーダーして、より自分好みの一足にしたいと思った。
上の写真と同じオーダー用のサンプルモデル。使っているのはイタリアの特殊加工の革で、ブラッシングしてエイジングの感じを出している。ソールはオープントラック仕上げ。このモデルをカスタムオーダーでヒドゥンチャネル仕上げにして、アッパーをバーガンディー色にしたい。 |
以下空想→ダブルソールをヒドゥンチャネル仕上げにしてもらって、つま先に磨耗防止用の釘を打ってもらう・・・。
「本当はスティールがいいなあ~。なきゃ、ユニオンワークスで打ってもらうか」
デュプイのバーガンディー色のカーフ。裏面にアニローと書かれていた。たぶん色の名だろう。実際の革はもう少し薄い色かもしれない。 |
「アンティーク仕上げにするとかっこいいな~」
※色の雰囲気でいうと、「最高級靴読本Vol.2/世界文化社」の35ページにあるGATTOの感じ。
結果からいうとまだオーダーしていないのだが、オプションをあれこれ加えていっても8万円以下でできそうだ。
このクラスの国産ブランドだと三陽山長の「寿三郎」(内羽根式セミブローグ/パターンオーダー)がある。
ただジオグラフィーは国産では数少ないダービー(外羽根式)のセミブローグというところがなんといっても魅力なのだ! しかもぴったりフィットして履きやすいから、やはりこちらが欲しい~。
というわけで、たぶん夏か、遅くても秋にはオーダーするでしょう。
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