スーツ・ジャケット/ファッション小物

箪笥に眠っていたドレスシャツを引っ張り出してみた! ’80年代~現在のシャツを考える(4ページ目)

'80年代~'90年代のドレスシャツを中心に、身頃の胸囲を測ってみた。その結果、現在のシャツはタイトフィットであることが判明した。お気に入りの'80年代製コンブリオも紹介! 懐かしながら読んでほしい。

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

オーダーのススメ


そんなわがままなシャツを量産してくれるメーカーはないので、フルオーダーで作るしかない。価格は2万5000円~3万円はするだろう。安いような、高いような微妙な値段だ(笑)。

'93年製ターンブル&アッサー
'93年に渋谷西武のターンブル&アッサーで作ってもらった一枚。胸囲、アームホールのフィット感は凄い。当時のオーダーシャツではシャルベと人気を二分していた。
今回、胸囲を計測したターンブル&アッサー(日本のシャツ職人による縫製)は10年以上も前のものだが、「うまく作っているなあ~」と感心してしまう。縫製も素晴らしいのだが、なんてたって胸囲100cm以下! これは凄い数字だ。ネックサイズ39cmの既製シャツでは絶対にありえない数字なのだ。


'90年代中期製谷シャツ
'90年代の半ばにホテルオークラの谷シャツで作ってもらった一枚。胸囲104cmというフィット感は気持ちがいい。生地は海島綿のオックスフォード地だ。フルオーダーと豊富に揃った生地という点でおすすめできる老舗だ。
フルオーダーだからといって手縫い箇所が増えるとは限らない。個人的には熟練職人によるミシンワークを信じているので、手縫い箇所の多いシャツにはあまり興味がない。

そうなるとホテルオークラか帝国ホテルの谷シャツで作るしかないかな・・・。

そんなことを夢想しながら、再び箪笥にシャツを詰め込むのであった。


※ここで紹介したブランドは著者の私物から撮影したものです。メーカーへの問い合わせはおやめください。

[関連リンク]
スキャッティ・オーク コンブリオについての記事ならこちら

アレッサンドラ・マンデッリについての記事ならこちら

シャツのオーダーについてならこちら
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