総合力で大きなマイナス。シメのラーメンが登場する場面は?
まず、シメのラーメンが登場するシチュエーションを考えてみましょう。簡単に言うと、 ストレスがたまる→お酒を飲む→ラーメンを食べる→夜更かしをする ── が基本形。この流れの中に、髪の毛に悪影響を与えることがらが潜んでいるのです。
【ストレスがたまる】
もちろん、お酒を飲むきっかけが、すべてストレスではありません。ポジティブなお酒も、それ以上にあるでしょう。しかし、現代人とは切っても切れないストレスの悪影響は、やはり見逃せません。 ストレスを受けると、血管が収縮します。そして血流量が減り、栄養が運ばれにくくなります。つまり、髪の毛の周囲にある毛細血管が機能せず、活性化が行われないということが起こります。そして、栄養が髪の毛に届かなくなってしまうのです。
【お酒を飲む】
アルコール自体は、直接髪の悪影響を与えることはありません。しかし、間接的には、飲み過ぎると、タンパク質をつくる臓器、肝臓が弱るという影響がでます。タンパク質は、髪の毛の構成要素。それが出来にくくなれば、髪の毛の美しさを保つことはできません。 また、お酒を飲むと、タバコが吸いたくなりますね。タバコに含まれるニコチンが交感神経を緊張させ、毛細血管を収縮させます。その結果、髪の毛に栄養を運ぶ血液の流れを悪化させ、毛髪を育ちにくくするという状況をつくってしまうのです。
【ラーメンを食べる】
お酒を飲んだ後のラーメンですから、夜遅くの食事になってしまいます。つまり、不規則な時間に物を食べるわけ。不規則な時間に食事をする癖がつくと、体がその変化についていけず、食品の消化吸収を行う準備が整わないため、良い栄養素を活かすことができないことになります。髪の毛に良い栄養分も、水の泡になってしまう可能性が大なのです。
【夜更かしをする】
睡眠不足は、体の整理機能を低下させます。それが髪の毛には悪影響を与えるのです。実は睡眠不足とヘアケアは、とても深いつながりがあります。 詳しくは、ぜひ髪の美しさをキープするためにやってはいけないことVol.2「睡眠不足と髪の毛の危険な関係」をご覧ください。
とまあ、シメのラーメンには、数々の付属品がつきまとい、それが総合力であなたの髪の毛と頭皮をイジメているわけ。アルコールのせいで気が大きくなって、「大将、背脂たっぷりねっ」などと注文にも拍車がかかっているはず。これでは“美しい髪の毛”に良いわけがありません。
これを機に、毎日の食生活から、あなたのヘアケアを見直してみましょう。ご自分の食生活が髪の毛にどんな悪影響、あるいは好影響を与えれいるか、お近くのサロンでアドバイスしてもらってもいいですね。
◎関連リンク
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