文章 : 佐藤 明男(All About「男のヘアケア」前ガイド)

薄毛・ハゲの男性が
カラーリングしても大丈夫?

茶髪
若い人の間では珍しくも何ともない茶髪ですが…
ヘアスタイルでイメージチェンジしたい!その手っ取り早い方法が髪の毛を染めることです。社会人男性の現実的な選択肢としては、明るめの茶色や栗色といったところでしょうか。公務員などお堅い職業では認められないと思いますが、接客、サービス、コンピュータなどの業界で働いている方の中には、明るい茶色に染めたりしている男性も見かけますよね。

同様に薄毛の男性にも「髪の毛を染めたい」と考える方はいらっしゃるでしょう。ただしこちらの場合は、おしゃれに加えて「薄毛を目立たなくする」という目的を持っている方もいるようです。

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確かに、頭皮の色に近い感じの薄茶色などは頭皮と髪の毛が見分けづらくなりますから、ある程度の“効果”は期待できます。また、エキセントリックな例では、金、シルバーなどに染めて敢えて髪の毛に注目を集め、薄毛・ハゲである印象を減らしてしまう方もいらっしゃるようです。

でも「髪の毛を染める」のは、薄毛・ハゲにとって、どうなのでしょうか?

髪の毛が染まる過程で
キューティクルが……

結論からいえば

悪影響をおよぼす

といわざるを得ないでしょう。

理由は簡単。ほとんどのカラーリングは髪の毛に少なからずダメージを与えるからです。髪の毛の断面図のイラストで、2つの代表的なカラーリングのしくみを解説します。

ヘアカラー
毛表皮=キューティクルを開き、染料を染みこませます。そして髪の毛の色の元になっているメラニンを分解して脱色し、染料を毛髪に定着させます。キューティクルが傷むだけでなく、人工着色料や科学薬品によって、髪の毛、頭皮にまで悪い影響をおよぼします。


図表1
【ヘアカラーのメカニズム】
キューティクルを無理に開けて、そこから染料が染み込み、キューティクル内側の毛皮質=コルテックスに含まれているメラニンを分解して脱色。染料をコルテックスに定着させます


ヘアマニキュア
基本的には髪の毛の表面だけをコーティングするので、ヘアカラーのように脱色する必要がなく、こちらのほうがダメージは低くなります。
ただし、表面に吸着した色素が剥がれ落ちるときに、キューティクルまで剥がれてしまう場合があります。そうすると、髪のハリ、コシが失われ、見た目全体の印象が悪くなることも。男にとってもキューティクルは大切なんですよ。


図表1
【ヘアマニキュアのメカニズム】
一見コルテックスに影響はなさそうですが、キューティクルが剥がれ落ちることも


それでもやっぱりカラーリングしたいなら…