バンクーバーの交通、空港からのアクセス
周りを海に囲まれたバンクーバーでは、海と陸の移動の組み合わせがキーポイント (C) Tourism Vancouver
バンクーバーの中心地であるダウンタウンは歩いて回れる範囲にレストランやショップが集中していますが、数多くある観光スポットを見るためには、やはり何らかの交通機関に頼らなくてはいけません。バンクーバーではその住みやすさから人口が年々増加し、また、エコへの関心の高さから公共交通機関が見直されていることもあって、公共交通機関が年々使いやすくなっています。
この記事では、バンクーバーの観光を効率よく楽しむ公共交通機関の使い方と、空港からダウンタウンへのアクセスについて紹介します。
※内容はすべて2014年1月におけるものです。
空港からのアクセス
カナダ西海岸の玄関口、バンクーバー空港(C) Tourism Vancouver(C) Tourism Vancouver
バンクーバーの空港はバンクーバー国際空港ひとつのみで、国際線、国内線のすべてが発着します。この空港は正確にはバンクーバー市ではなく、南隣のリッチモンド市にあり、市内の中心ダウンタウンまで15km、車で約30分の距離。空港からダウンタウンへのアクセスは、スカイトレインと呼ばれる電車、ダウンタウンシャトル、タクシー、リムジンがあります。以下、それぞれの乗り方や料金をまとめました。
空港からスカイトレイン(カナダライン)で市街へ
開通したばかりのスカイトレイン、カナダライン
オリンピックに合わせ着工され、2009年8月17日に開通したスカイトレイン。このスカイトレインには3つの路線がありますが、なかでも「カナダライン」と呼ばれるダウンタウンから南に伸びた線が途中で分岐し、空港とリッチモンド市街地を結んでいます。空港駅はターミナルビルの真ん前。ターミナルビルを出て、見上げれば、そこが駅。迷うことはまずありません。
スカイトレインの券売機(クリックで拡大)
空港からダウンタウンの中心であるバンクーバー・シティ・センター駅までは所要24分。料金は通常のゾーン料金の上に、空港特別料金5カナダドルが加算されます。チケットは駅の券売機(日本語でも表示されるスグレモノ!)、空港内国内線ターミナルにあるセブンイレブンで購入できます。 また、市バスやスカイトレインに乗り放題の1日券「デイパス」は、空港駅では入手不可ですので、ご注意を。
車内は通勤電車そのもの
このスカイトレイン、成田エクスプレスのような特急電車ではなく、お台場へ行くゆりかもめみたいな、小型電車ですから、もちろん予約などは不要。運転間隔も昼間は8分おき、夜間は20分おきに、午前5時から深夜1時まで運行されて、大変便利。ただ、電車の性格上、大きなスーツケースを持って乗るには、やや不便かもしれません。