リアルオープンスポーツカー
ボディカラーのプラチナホワイトパールにレッドのシートは、アイボリーホワイトに赤い日の丸というナショナルカラーに塗られた、1964年西ドイツGPでデヴューしたホンダF1、RA271を思い起こさせる。 |
NSXやタイプR生産休止、逆に軽やミニバンのラインナップ充実で、「ホンダはミニバンメーカーになったのか?スポーツカーを忘れてしまったのか?」という意見も聞かれる。ホンダにはF1に挑戦し続け、数々のタイトルを獲得してきた歴史がある。鈴鹿サーキットにF1も招致し、19年間に渡りF1日本GPを開催して、日本でのF1浸透に貢献してきた。1963年ホンダ初の量産市販4輪車ホンダT360は、DOHC4気筒4キャブレターをアンダーフロア・ミッドシップに積むスポーツトラックだ。1989年発表のNSXは、国産初のスーパーカーだった。
寒空の中幌を開け、ホンダのスポーツカーの歴史に思いを馳せながら、空調の良く効いた快適なS2000をドライブする。
他の何にも似ていない、所有する喜びを持てるしなやかでシャープで清いデザイン。リニアに高まるパワーと、コントローラブルでしなやかな乗り心地。そんなリアルオープンスポーツカーのS2000を作るホンダなら、まだまだこの先何かやってくれるぞと、思わず笑みがこぼれるのだった。
他の何にも似ていない、所有する喜びを持てるしなやかでシャープで清いデザイン。リニアに高まるパワーと、コントローラブルでしなやかな乗り心地。そんなリアルオープンスポーツカーがS2000だ。 |
(写真・文 松本明彦)
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