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新型プリウスでLEDヘッドライトが身近に!

次世代のヘッドライトとして期待されるLEDヘッドライト。これまではレクサスLS600hやアウディR8など一部の高級車のみに採用されてきたが、プリウスにも搭載されたことで一気に身近な装備へと近付いてきた。

執筆者:宮島 小次郎


LS600hよりもさらに進化し、より低コストかつ低消費電力に!

 新型プリウス
245万円のプリウスにも採用されたことで、LEDヘッドライトはグッと身近な存在になってきた
以前の記事でも取り上げたように、HIDに次ぐ次世代のヘッドライト・システムとして現在LEDヘッドライトに注目が集まっています。これまではコストの問題などから、レクサスLS600hやアウディR8など、一部の高級車のみにしか採用されていませんでしたが、先日デビューした新型のプリウスにも搭載されてきたことで、今後普及へ向けてますます加速してゆきそうです。そこで今回の記事では、プリウスのLEDヘッドライトについて、実際に使用したレポートを含めてその概要を紹介したいと思います。

まずプリウスに採用されたLEDヘッドライト・システムについてですが、これはLS600h同様、日亜化学工業製のLEDモジュールをベースに小糸製作所が開発したものです。LS600hでは、光量を確保すべく、5個のLEDモジュールを使用していたため、製品自体のコストもかなり高いものでした(ヘッドライトユニット単体の値段で、左右合計約50万円!)。また、消費電力も左右合計で100Wとなっていたため、電力消費という点でも従来のハロゲンバルブよりは優れるものの、HIDには及びませんでした。

LEDヘッドライト
プリウスのLEDヘッドライトは、2連プロジェクタータイプのデザインが採用される
これに対してプリウス用のユニットでは、LED自体の発光効率が高まったことなどによって、LEDモジュールの数を3個にまで減らすことができたことで、低コスト化と消費電力の低減(66W)を実現しました。実際の見た目にも、LSでは3連プロジェクタータイプのデザインだったのが、プリウスでは2連プロジェクターに変更されています。

LEDヘッドライトが採用されるのは、プリウスのGおよびSグレードに設定される『ツーリング・セレクション』というモデルになります。17インチアルミホイールや専用チューンドサスペンション、エアロパーツなどがセットになったツーリング・セレクションの価格は、ベースモデルに対して25万円アップとなりますから、内容を考えれば間違いなくお買い得なプライスといえます。ただし、ツーリング・セレクションでは、新型プリウスのもうひとつの目玉装備である『ソーラーベンチレーションシステム』を選択できないのが残念なところではありますが。

次ページでは、実際に使用した印象をレポートします!
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