スペックVは性能とともにその維持費も世界のスーパーカーと同レベル
スペックV専用に開発されたブリヂストン製のランフラットタイヤは、1台分で約75万円なり |
スペックVでは、ブリヂストン製のRE070Rをベースに、スペックV専用にさらに改良を加えたスペシャル品が用意され、こちらはフロント用が1本約17万円、リア用が約20万円、1台分で計約75万円となります。ブレーキに比べれば、それほどでもないような気がしますが、性能を考えるとそのライフはノーマルよりもさらに短いと予想されます。そのためスペックVでも、オプションで従来のダンロップSP600DSSTを選択することも可能です。
エンジンに関しては基本的に標準車と同じだが、スペックVではエンジンカバーがブラック塗装となる |
また、GT-Rには保障を受けるために、特別な点検が義務付けられていますが、標準モデルでは3年間に4回(2000km、12か月、24か月、36か月)の点検が必要だったのに対し、スペックVでは半年に一度(初回は2000kmもしくは6カ月)の点検が必要となり、計6回の特別点検を受けなければならなくなりました。
スペックVに採用されるチタンマフラーは、ニスモクラブスポーツパッケージ用と同じもので、価格は200万円! |
性能を考えると、約800万円というGT-Rの価格はバーゲンプライスともいえるものでしたが、そのハイパフォーマンス仕様のスペックVでは、性能はもとより1575万円という価格、そして購入後の維持費に至るまで全てがまさにスーパーカーと呼べるものになったといえるのではないでしょうか? それだけにスペックVを購入できるのは、世界のスーパーカー同様、ごく一握りの富裕層のみとなりそうです。
■関連サイト
● NISSAN GT-R specV特別サイト
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