基本は交換時期同様、メーカー指定品を選ぶこと

オイル交換
オイル交換時期と合わせて、どんなオイルに交換すべきかという問題も悩みどころではないでしょうか
前回までの記事では、エンジンオイルはいつ交換すべきか、という点について取り上げてきましたが、今回はもうひとつの大きな課題、オイル選びのポイントについて考えてみたいと思います。ただ、実はこの問題、交換時期の見極めよりもさらに難題といえるかもしれません。そこで今回はまず基本となる考え方から紹介します。

交換時期については、メーカーより明確な指針が示されていますので、それを基準に自分のクルマの運行状況に合わせて交換サイクルを早めてやれば良かったわけです。同様に、使用するオイルについても、まずはメーカーが指定するオイルを使うというのが基本となります。では、メーカーの指定するオイルとはどのようなものなのでしょうか。

現代の自動車エンジンでは、オイルもエンジン性能を発揮するための部品の一部として、開発の段階から使用するオイルの性能も考慮した設計が施されています。その典型的な例が、ハイブリッドエンジンに代表される最近の低燃費エンジンです。こうしたエンジンでは、0W-20といった極めて粘度の低いオイルを使用することが、メーカーから指定されています。

そしてそのオイルに合わせて、エンジン内部の摺動部のクリアランス設定やシリンダー内壁の表面処理などを施すことで、燃費やフィーリング、耐久性などの性能が発揮されるように設計されているのです。そのため、メーカーの指定に従わず、適当なオイルを使ってしまうと、エンジン本来の性能が発揮されないばかりか、トラブルの原因となってしまうことも考えられるのです。

ではメーカーが指定するオイルとはどのようなものなのでしょうか?次ページでは、その実態に迫ります。