カーメンテナンス/車のトラブル

雪道でいざという時に役立つ装備 その3(2ページ目)

「雪道でいざという時に役立つ装備」3回目となる今回は、雪で埋まってしまったときなど、身動きが取れなくなってしまった時にあれば助かる脱出用(?)装備を取り上げます。

執筆者:宮島 小次郎

牽引ロープ

雪道でうっかり路肩に寄りすぎてスタックしてしまった、というのはよくあるハナシですが、そんなとき周りに他のクルマがいるようであれば、牽引ロープで引っ張ってもらうことで脱出できる場合があります。牽引ロープには材質などの違いによっていくつかの種類がありますが、あくまでも普通車で非常用に携帯するレベルであれば、伸縮性のあるソフトタイプがおススメです。

伸縮性があるため、牽引時の衝撃を緩和できる上に、比較的コンパクトに収納できるのが、ソフトタイプのメリットです。対応する重量は、普通車であれば2~3トン用の製品であれば問題ないでしょう。

ところで、いざ牽引ロープを使おうとした時に、どこにフックを掛けたらいいのか分からない、という事態も考えられます。少し前のクルマであれば、バンパーの下あたりを覗き込んでみればそれらしい部分が見当たりましたが、実は最近のクルマでは牽引ポイント自体が取り外し式になっていることも多いのです。

こうしたタイプでは、車載工具の中に牽引ポイント(鉄製のボルトに輪っかが付いたような形をしている)が入っているはずです。バンパーをよく見てみると、丸もしくは四角い切り欠きに蓋がはめられている箇所が見つかると思いますが、その蓋を開けると牽引ポイントのボルトをねじ込む穴が開いているのです。

自分のクルマの牽引ポイントを一度も確認したことがないという人は、まず一度、クルマの取扱説明書に目を通してみることをおススメします。間違った部分に掛けては、スタックから抜け出すことができないばかりか、クルマを破損してしまうこともありますので要注意です。

ブースターケーブル

ブースターケーブル
雪道に限らず、ブースターケーブルはトランクの中に常備しておきたい装備です
少し前にバッテリートラブルの記事を載せたばかりですが、やはり寒冷地でのトラブルとして圧倒的に多いのがバッテリー上がりですから、雪道装備としてはブースターケーブルも欠かせないものでしょう。ケーブルの繋ぎ方などについては、以前の記事を参照していただくとして、ここでも注意してほしいのが、予め自分のクルマのバッテリーがどこに搭載されているのかを確認しておくということです。ブースターケーブルもあり、救援車も見つかったのに、肝心なバッテリーの位置が分からなくては、ちょっと笑えませんからね。

■関連記事
雪道でいざという時に役立つ装備 その1
雪道でいざという時に役立つ装備 その2


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