オーバーヒートの原因は様々

水温計
普段は一定位置まで上がったらほとんど動くことのない水温計の針が、突然上がり始めたら……
クルマの性能が向上し、信頼性も高くなってきたとはいっても、この時期になると行楽地などへ向かう道路で路肩に止まって、エンジンルームをのぞき込んでいる光景を見かけることがあります。その原因は様々ですが、水温上昇によるオーバーヒートというのも相変わらず、そうした原因の上位に挙げられるようです。

オーバーヒートの原因は、延々と続く坂道を全開で上り続けるような状況で起こるエンジンのオーバーロードによるもの、そしてメカ的なトラブルによるものが挙げられます。前者の例は最近のクルマであれば、まずそうした事態に陥ることはないと思いますが、やはり年式の古いクルマでは心配な部分もあります。ただ、得てして古いクルマではメンテナンスの不良によってオーバーヒートを起こすことの方が多いようです。

では後者の場合はどうでしょうか。メカ的なトラブルには様々な要因が考えられるのですが、最も多いのが冷却水の漏れです。また冷却水を循環させる働きをしているウォーターポンプという部品があるのですが、これを駆動させるためのベルトが緩んでいたり、切れてしまうことで、冷却水を循環させられなくなるケースもあります。それ以外にも、ウォーターポンプ自体の故障、冷却水路を制御するサーモスタットの不良、ラジエターに風を送るためのファンの故障など、様々な原因が考えられます。

原因はともあれ、水温計の針が通常よりも高い位置を指していたり、すでにエンジンルームから水蒸気が立ち込めるような状況になったらどのような対処をすればいいのでしょうか。
次ページではその方法をご紹介します。