ベルギー/ブリュッセル

1日で満喫!ブリュッセル観光旅行モデルコース(3ページ目)

ベルギーの首都ブリュッセルは見所の宝庫。しかも徒歩だけで多くの観光スポットを制覇できます。美味しい食べ物を片手に、1日で効率良く町歩きが体験できる観光旅行モデルコースです。おすすめグルメ(ワッフル、チョコレート)もご紹介いたします。

執筆者:林 瑞絵

11:00 ギャルリー=サンテュベール

1847年に完成のアーケード「ギャルリー•サン テュベール」©OPT-J.P.Remy

1847年に完成のアーケード「ギャルリー=サンテュベール」©OPT-J.P.Remy

グラン=プラスから北東方面に歩いてすぐのところには、1847年に完成したヨーロッパ最古のパッサージュ(アーケード街)のひとつ「ギャルリー=サンテュベール」の入り口が。レース、革製品、宝石といったベルギー自慢の名産品を販売する由緒正しいブティックが54店舗立ち並び、クラシカルで高級感溢れる空気が流れます。一口サイズのチョコレート「プラリネ」を発明した王室御用達の有名ショコラティエ「ノイハウス」の本店も。ギャルリー=サンテュベールは途中で「食い倒れ横町」として知られるブシェ通りと交差しますが、時間が早めなので昼食はまだ我慢。ブシェ通り近くには、小便小僧のお友達ともいうべき 「ジャンネケ=ピス」こと小便お嬢さんの像(住所はImpasse de la Fidélitéフィデリテ袋小路)もあります。

11:40 サン=ミシェル大聖堂

カール5世の戴冠式も行われた「サン•ミシェル大聖堂」©OPT-Alessandra Petrosino

カール5世の戴冠式も行われた「サン•ミシェル大聖堂」©OPT-Alessandra Petrosino

ギャルリー=サンテュベールを抜けて東方に歩を進めれば、すぐに2つの四角い塔を持つ「サン=ミシェル大聖堂」が。正式名称は「聖ミッシェル聖ギュデュル 大聖堂」ですが、ガイドブックではサン=ミシェル大聖堂とだけ書かれることが多いようです。カール5世の戴冠式や前国王ボードワン1世とファビオラ王妃の結婚式など、歴史的な式典の舞台となった重要な場所。1226年に着工がはじまり、完成の陽の目を見たのは300年も後。そのためローマ=ゴシックからルネッサンスまで様々な様式が混じり合っています。

<DATA>
Cathédrale Saint-Michel-et-Gudule(サン=ミシェル大聖堂)
開館時間:月~金曜7:00~18:00、土日曜8:30~18:00

※聖堂内には宝物殿もあり有料公開中
宝物殿の開館:月~金曜10:00~12:30, 14:00~17:00、土曜10:00~12:30,14:00~15:00、日曜14:00~17:00
入館料:大人1ユーロ、子供(14才以下)は無料

12:00 モン=デ=ザールの庭

フランス式庭園の「モン•デ•ザールの庭」周辺には美術館が集まる

フランス式庭園の「モン=デ=ザールの庭」周辺には美術館が集まる

サン=ミッシェル大聖堂から南に向かって伸びる通りを南下していけば、ほどなく美術館が立ち並ぶ「モン=デ=ザール(“芸術の丘”の意)」エリアに到着。その名の通り美術館や博物館が密集しています。よく手入れされたフランス式庭園のモン=デ=ザールの庭は、ちょうどブリュッセル市の「下町」と「山の手」を繋いでいます。造園家ルネ=ペシェール設計による美しい庭先には、クルタン作の国王アルベール一世の凛々しい乗馬像が。高台へと繋ぐ階段を昇り眼下を見下ろせば、緑豊かな庭園の奥にグラン=プラスの市庁舎の尖塔が見えるでしょう。市内でも絶好の写真スポットですので、庭を背景に一枚!
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