ベルギー/ブリュッセル

1日で満喫!ブリュッセル観光旅行モデルコース(2ページ目)

ベルギーの首都ブリュッセルは見所の宝庫。しかも徒歩だけで多くの観光スポットを制覇できます。美味しい食べ物を片手に、1日で効率良く町歩きが体験できる観光旅行モデルコースです。おすすめグルメ(ワッフル、チョコレート)もご紹介いたします。

執筆者:林 瑞絵

9:20 大広場グラン=プラス

世界で最も美しい広場と讃えられる大広場「グラン•プラス」©OPT-Joseph Jeanmart

世界で最も美しい広場と讃えられる大広場「グラン•プラス」©OPT-Joseph Jeanmart

小便小僧の像から北東方向に180メートルほど進むと、世界遺産に指定される大広場「グラン=プラス」に到着。縦110メートル、横68メートルの長方形の広場で、四方は歴史的建造物に取り囲まれています。グラン=プラスはとにかく見どころが豊富。

触ると幸運になると言われる15世紀の英雄の像

触ると幸運になると言われる15世紀の英雄の像

国内ゴシック建築の最高傑作と誉れ高い市庁舎は必見。尖塔の上の大天使ミカエルは、町の守護天使として500年以上もブリュッセルを見下ろしてきました。市庁舎の一階には観光局があり、ブリュッセル市内の地図を持っていない人はこちらで入手可能です。

市庁舎の道を挟んで左側にある回廊下の金のブロンズ像にも注目を。横たわった姿のこの男性はエヴラード=セルクラースという名前で、15世紀に貴族と戦い命を落とした同業組合側の英雄。彼の腕に触ると幸運がやってくると言い伝えられていますので、忘れずに触っておきましょう。広場では毎日朝から花市も開催。絵になる光景なので、素敵な写真をたくさん撮影しておきましょう。

10時を過ぎたら博物館がオープン。先ほど小便小僧を見て気にいった人は、市庁舎の向かいに建つ市立博物館「王の家」の3階へ。小便小僧の衣装の展示室があります。壮麗で豪華、ちょっとキッチュな無数のワードローブを目にすれば、世界の要人から貢ぎ物を贈られ続ける小僧様に尊敬の眼差しを向けたくなろうともいうもの。彼に「世界三大がっかり」※なんて失礼な言葉はもうかけられないはず!? 「王の家」内には、他にも市に関する歴史的資料、陶磁器、タペストリーをはじめ、ブリューゲル(父)作『結婚式の行列』の展示もあります。

※「世界三大がっかり」とは、有名であるのに実際に見るとがっかりとするという観光名所を指し、一般にはシンガポールの「マーライオン」、コペンハーゲンの「人魚姫」、ブリュッセルの「小便小僧」の像が挙げられることが多い。

10:30 「ダンドワ」にてワッフル

ワッフルでも名高い創業の老舗のビスケット屋「ダンドワ」

ワッフルでも名高い創業の老舗のビスケット屋「ダンドワ」

先ほどの小便小僧の像の方向に50メートルだけ道を戻りましょう。左側に焼きたてワッフルで名高い、1888年に創業の老舗のビスケット屋「ダンドワ」が。市内にはワッフル専用の屋台や移動車がありますが、伝統の名店の味もまた格別。ここでワッフルを食べ歩き用におひとついかがですか。日本のお土産にはシナモン味のスパイスがきいた名産ビスケット、スペキュロスがおすすめ。2階にはテーブル席もありますよ。

<DATA>
Dandoy(ダンドワ)
営業時間: 月~土曜9:30~18:30、日曜10:30~18:30
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