「プロダクトデザイン大好き!」なクリエイター指向のファッショニスタたちにとってはこたえられないブランド、ドイツのニーシングのオンリーショップ「Niessing Tokyo」が2006年11月7日、東京・青山にオープン。場所は、骨董通りの入り口にあたる好立地。おしゃれ感度の高いジュエリーラバーがかなりの人口密度で街を闊歩している、そんなロケーションです。
とはいっても、多くのジュエリーブランドは銀座での出店をめざし、青山は(カルティエやハリー・ウィンストンができたとはいえ)ジュエリーの街というよりはファッションやインテリアのトレンド発信地といった印象。そこになぜ、日本で初めてのショップを?
かつてモード誌の ビューティエディターを つとめていたこともあるという マーギット。 インパクトのあるネックレスが よくお似合い。 |
答えてくれたのは、オープニングのために来日していたニーシング社の副社長、マーギット・セレニー。「たしかに銀座はラグジュアリーです。でもクリエイティビティを大切にする人々が集まってくるのは、青山なのです。バウハウスの流れをくむモダンなスタイルでジュエリーを作り続けるニーシングにとって、この土地柄は大きなメリット。だから、ここにショップをオープンできたことをとても誇りに思っているんですよ」。
バウハウスとは20世紀初期にドイツで興ったアートムーブメントで、むだな装飾をそぎ落とした構築的なフォルムの工芸品を多数生み出し、近代デザインの礎となった一派のこと。モダンでシンプル、そしてフューチャリスティックなニーシングのジュエリーを見ていると、バウハウスの流れをくむという言葉もなるほどと思えます。
「カラー・ニーシングリング」 左から:グリーン、イエロー、 レッド、サンドグレー、グレー すべて18Kゴールド ダイヤモンド0.3カラット 各47万2500円。 |
おりしもパリコレクションのランウェイで、ファッションのフューチャリズムが大きく取り沙汰されている今日この頃。ニーシングの未来派指向のジュエリーは、今こそしっかりチェックしておきたいもの。「ニーシングはスタイリッシュで、しかもアヴァンギャルド。だから、上級者向けのジュエリーといえるかもしれませんね」とマーギット。
とくに注目したいのは、Niessing Tokyo限定の「カラー・ニーシングリング」。世界の美術館や博物館にも所蔵されている名作「ザ・ニーシングリング」のカラーゴールドバージョンです。ダイヤモンドが宙に浮いているように見える不思議なフォルムのリングを、この機会にぜひ手にとって!
ショップ内で見つけた ペンダントトップ「シェイプ イット」。 ゴールドの薄板を ディスク状に巻いただけの ごくシンプルなデザインですが、 ほどけそうでほどけないのが不思議。 左から: 直径24mm 12万750円 直径36mm 17万3250円 直径52mm 27万8250円 コイルネックレスは6万3000円~。 |
Niessing Tokyo 東京都南青山5-10-1 二葉ビルディング1階 電話03-3499-1868 営業時間11:00~19:30 水曜定休 |
■お問い合わせは、
カシケイ 電話0120-278-857
WEBサイトは、www.niessing.jp