さて、明けて6月2日。新作ジュエリーをたんのうした人々は、仕事はもう終わったとばかりに白い砂浜に繰り出して、せっせと肌を焼きます。ヨーロッパの女性たちは紫外線の害はあまり気にせず、存分に焼いて、小麦色の肌にゴールドやカラーストーンを合わせるのが大好きなのです。レジの社長、ジーノ・ゾッカイ氏は、わたしが炎天を避けてホテルのロビーで涼んでいるのを見つけると、とても不思議そうな顔で近づいてきました。
「なぜこんなところにいるんだい? さあさあ、行った行った。海と太陽がきみを待ってるよ!」
ビーチでさんざん焼いた後は、浜辺のレストランでガラディナー。ホテルからレストランへは、遊園地にあるような白い汽車のかたちの電動車で移動するのです。思いきりドレスアップし、ゾッカイのジュエリーで飾りたてた陽気な紳士淑女たち(100人以上いました)が、夕闇のなか、白い汽車ポッポに揺られて海へ向かう様子を想像してみてください!
待望のディナーは、たっぷり量があるシーフード。キャンドルの光に照らされてワインが進むと、声を揃えて歌い出す人たちまででてきました。さすが、マンジャーレ・カンターレ・アモーレ(食べて歌って恋をして)の国。そんなイタリアから発信されるゾッカイのジュエリーは、日本の梅雨空の下でも、身に着ける人を心からハッピーにしてくれそうですね。
「ル・メリディアン・キア・ラグーナ」 |
キアの砂浜。 |
ガラディナーが行われた浜辺のレストラン。 |
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