ジュエリー/その他のジュエリー関連

2002年アカデミー賞ジュエリーCHECK!-1 視線集中、ニコール・キッドマン(2ページ目)

第74回アカデミー賞授賞式に、原石のままのダイヤモンドを使った、稀代のジュエリーが登場。身に着けたのはニコール・キッドマン、制作したのはブルガリ。こんなジュエリー、初めて見ました。

執筆者:本間 恵子

ダイヤモンドは20億年前、地表から約200キロの奥深くで結晶した宝石です。結晶は、ピラミッドを2つ合わせたようなオクタヘドロン(正八面体)の形をしています。しかし、結晶が成長する過程で形がゆがんだり、砕けたりするので、八面体の形をきれいに残したまま採れるダイヤモンド原石は、そう多くはありません。

しかし、このネックレスには、65.1カラットのディープ・イエロー・ダイヤモンド、26.5カラットの極めて透明度の高いダイヤモンドなど、計16個の原石があしらわれています。いずれも形の整った美しいオクタヘドロンで、その希少価値ははかりしれません。

※写真をクリックすると、より大きな画像が見られます。

《ブルガリ》ラフ・ダイヤモンド・ネックレス:
プラチナ/13個のホワイト・ダイヤモンド、
18Kイエロー・ゴールド/3個のイエロー・ダイヤモンド、
計241カラット。
Photo: Courtesy of Bulgari Japan

この唯一無二のネックレスを完成させるにあたっては、デビアス・グループのダイヤモンド・トレーディング・カンパニーが、ボツワナ、南アフリカ、ナミビアで採れた原石のなかから、最も優れたものを選りすぐったのだそう。

太古に地球の奥底で育まれた、力強く、神秘的な結晶をそのままデザインしたラフ・ダイヤモンド・ネックレス。研磨されたダイヤモンドの、目を射るまぶしい光とはまた違った不思議な存在感が、この日のニコール・キッドマンの美しさをさらに引き立たせていたのでした。

 

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