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2002年アカデミー賞ジュエリーCHECK!-1 視線集中、ニコール・キッドマン

第74回アカデミー賞授賞式に、原石のままのダイヤモンドを使った、稀代のジュエリーが登場。身に着けたのはニコール・キッドマン、制作したのはブルガリ。こんなジュエリー、初めて見ました。

執筆者:本間 恵子

アカデミー賞授賞式は、今年もロサンジェルスにて、2002年3月25日に行われました。ファッション・チェックは「セレブリティのファッション」、映画評は「映画」サイトのガイドさんにおまかせして、ここでは女優たちのジュエリーに注目していきましょう。

アカデミー賞とジュエリーとの関係は、1934年に始まります。当時はまだ子役だったシャーリー・テンプルが、726カラットものダイヤモンド原石〈ヨンカー〉を手にして出席したのです。その後、《ハリー・ウィンストン》は1958年から、レッド・カーペットを踏みしめる女優たちに、ハイ・ジュエリーの貸し出しを開始。こうして女優たちは毎年、ガウンだけでなく、ジュエリーの豪華さとセンスのよさも競い合うことになったのです。

しかし今のオスカー・ナイトでは、ちょっとやそっとのモノでは、もはや誰もアッと驚くことはなくなりました。それでも今年、この人だけは確実に、ファッション・ウォッチャーたちの目を見開かせたに違いありません。

※写真をクリックすると、より大きな画像が見られます。

ネックレスを着けたニコール・キッドマン。
7連のチェーンがしなやかにデコルテに沿い、
イエロー・ダイヤモンドが背中で揺れて、
完璧なバック・スタイルを演出していました。
ピンク・シフォンのドレスは《シャネル》。
Copyright: Steve Granitz / Wireimage

『ムーランルージュ』で主演女優賞にノミネートされたニコール・キッドマン、彼女が身に着けたのは、トータル241カラットのラフ・ダイヤモンド・ネックレス。時価400万ドル(約5億4000万円)という、壮大なジュエリーです。制作したのは《ブルガリ》。自然のままのダイヤモンドを、気高く、そして優しいデザインに仕上げた手腕は、さすがの一言。

次ページで、そのデザインをじっくり見ていきましょう。

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