大学4年間でかかるお金は?ケースを分けて解説

大学でかかるお金について見てみましょう。国公立と私立、自宅通学か自宅外かに分けて考えます。入学前に把握して、しっかり準備をすることが大事です。

<目次>
<1>大学時代の学費は進路で異なる
<2>国公立大学に進学した場合にかかる費用
<3>私立文系に進学した場合にかかる費用
<4>私立理系に進学した場合にかかる費用
<5>私立医歯系に進学した場合にかかる費用
 
大学

大学でかかるお金を把握して準備しよう

 

大学時代の学費は進路で異なる

大学でかかる学費は、国公立か私立か、文系か理系か、自宅通学か自宅外かによって大きく異なります。私立の場合は大学によっても差がありますが、次項では平均データに基づく目安額を見ていきます。

データは、日本政策金融公庫「平成30年度 教育費負担の実態調査」をベースに使用し、医歯系の試算の一部に文部科学省「平成29年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額の調査結果」も使用しています。

学費には、授業料や施設費、教科書代といったものが含まれます。大学在学中の生活費としては、通学費、食費、住居・光熱費、保健衛生費、娯楽・嗜好品費ほかが含まれます。

「初年度」は、受験料や入学金などの大学納付金(入学しなかった大学の分も含みます)、自宅外なら部屋探しから入居までの新生活準備費用なども含まれます。

また、自宅外の場合は、自宅外通学を始める費用として、アパートの敷金、家財道具の購入費等がかかっています。ほかに、自宅外通学者への仕送り額も加算しています。
 

国公立大学に進学した場合にかかる費用

まずは、国立大学に進学した場合にかかる費用をみてみましょう。

●国公立大学×自宅通学
初年度:約194.9万円
2~4年目:約114.8万円
4年間合計=約539.9万円

●国公立大学×自宅外
初年度:約194.9万円+自宅外通学を始める費用約37.4万円+仕送り約90.8万円
2~4年目:約114.8万円+仕送り約90.8万円
4年間合計=約939.9万円

国公立大学であっても、自宅通学で500万円強、自宅外なら1,000万円弱かかります。
 

私立文系に進学した場合にかかる費用

私立文系に進んだ場合にかかる費用をみてみましょう。

●私立文系×自宅通学
初年度:約250.5万円
2~4年目:約160.1万円
4年間合計=約730.8万円

●私立文系×自宅外
初年度:約250.5万円+自宅外通学を始める費用約37.4万円+仕送り約90.8万円
2~4年目:約160.1万円+仕送り約90.8万円
4年間合計=約1,131.4万円

私立文系は私立理系よりは学費はかかりませんが、この平均額に加え、学部あるいは学生によっては留学費用がかかる場合もあります。
 

私立理系に進学した場合にかかる費用

私立理系の場合は、私立文系よりもかかります。

●私立理系×自宅通学
初年度:約270.8万円
2~4年目:約185.3万円
4年間合計=約826.7万円

●私立理系×自宅外
初年度:約270.8万円+自宅外通学を始める費用約37.4万円+仕送り約90.8万円
2~4年目:約185.3万円+仕送り約90.8万円
4年間合計=約1227.3万円

理系でエリートを目指す場合は、さらに大学院(修士・博士課程)へ行くケースもあります。
 

私立医歯系に進学した場合にかかる費用

私立医歯系の場合は、やはり学費がかかります。6年間ということもあり、合計では住宅が買える規模の金額です。

●私立医歯系×自宅通学(※)
初年度:約593.8万円
2~6年目:約428.8万円
6年間合計=約2,832.9万円

●私立医歯系×自宅外(※)
初年度:約593.8万円+自宅外通学を始める費用約37.4万円+仕送り約90.8万円
2~6年目:約428.8万円+仕送り約90.8万円
6年間合計=約3,415.1万円

(※理系データに学費差額分を上乗せして試算)

医歯系であっても、国公立であれば、ぐんと学費を抑えることができます。また、慶応大学医学部など、学費が低めな医学部もあります。

【参考データ】
日本政策金融公庫「平成30年度 教育費負担の実態調査
・文部科学省「平成29年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額の調査結果

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