大学生がいるご家庭では、教育費負担にあえいでいる世帯も少なくありません。
大学生を抱える世帯の年収はどれくらいでしょうか? データで見てみましょう。

大学生を持つ家庭の年収824万円

学生生活

自分の好きな道へ進めますように!

日本学生支援機構の「平成26年度学生生活調査」で、大学生(4年制大学、昼間部)のいる家庭の平均年収がどれくらいかを見てみましょう。

まず、全体の平均額は824万円となっており、平成24年の前回調査よりもややアップしています。

<大学生を持つ家庭の平均年収>(カッコの数字は平成24年比)
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平均・・・824万円(+12万円)
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(日本学生支援機構「平成26年度学生生活調査」より)


親の年収、国立大が初めて私立を上回る!?

大学を国立、公立、私立に分けて見たときの、家庭の世帯年収の平均は下表の通りです。

2年前の調査と比べると、国立大生のいる世帯年収が59万円アップして839万円となり、私大生のいる世帯年収826万円を上回りました。家庭の世帯年収に関して、私立を国立が上回ったのは初めてのことです。

公立大学の世帯年収は733万円と最も低く、2年前より少し下がっています。

<大学生を持つ家庭の平均年収>(カッコの数字は平成24年比)
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国立・・・839万円(+59万円)
公立・・・733万円(-3万円)
私立・・・826万円(+3万円)
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(日本学生支援機構「平成26年度学生生活調査」より)

本来、年収が低くても公平に入れるはずの国立大学に、年収が高い層の子供たちが多く通い、しかも、安い学費で大学に通っていることになります。

現実には、国立大学に入るには、塾や予備校に通ったり、あるいは有名私立中高一貫校への進学など、高校時代までにかける経済力がものを言うといわれています。つまり、経済力がある家庭ほど国立大学に進む傾向が見られます。

ひっくり返せば、年収が低くても私立大学に通わざるを得ない世帯も多く、低所得世帯にとって学費の負担はより重くなります。

学生の男女別では?

学生を男女別で見たときの平均も見てみましょう。

<大学生を持つ家庭の平均年収>
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(学生が男性の場合)
国立・・・860万円
公立・・・713万円
私立・・・814万円

(学生が女性の場合)
国立・・・806万円
公立・・・745万円
私立・・・839万円
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(日本学生支援機構「平成26年度学生生活調査」より)

これまでは国立も公立も私立も、男性の方が世帯年収が低い傾向が見られました。「息子」の場合には無理をしてでも大学に通わせようという親が多いということなのでしょう。ただし、平成26年度の国立のデータでは、過去10年間で初めて男性の方が高くなっています。

平均年収はあくまでも「平均」にすぎません。これらの金額を指して、「世帯で824万円の収入がないと子供を大学にやれない」というわけではありませんので、誤解なきよう!

>>次ページでは、年収の分布を見てみましょう。