大学の学費は、国公立か私立かとともに、文系か理系か医歯薬系か、あるいは自宅か自宅外かなどで異なります。

大学4年間でかかる費用

大学4年間でかかる費用の目安を整理したものが下表です。日本政策金融公庫「平成27年度 教育費負担の実態調査結果」をもとに作成したものです。

わかりやすくするため、初年度にかかる費用と、2年目以降にかかる費用に分けました。授業料、通学費、教科書費、施設設備費、学習塾、参考書、習い事等の学費のほか、初年度にかかる費用には、受験費用、学校納付金、入学しなかった学校への納付金も含まれます。

自宅外の場合は、アパートの敷金、家財道具の購入費、そのほか仕送りなどもかさみます。当然ながら、自宅外のほうが費用はかかります。

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4年間の合計は460万~1300万円

「4年間の合計」を見ると、国公立・自宅で約460万円、私立理系・自宅外で1300万円強の費用がかかることがわかります。

国公立大と私立大の割合は次の通りです。
・私立文系の自宅で7割弱、自宅外で8割強
・私立理系の自宅で6割弱、自宅外の7割強
学費負担は国公立でも重いと言わざるを得ません。

ただし、今後増えそうなものとして、留学にかかる費用も意識しておく必要があるでしょう。グローバル化をにらんですでに大学は留学を強化する傾向にあります。

大学4年間の収支例を見てみましょう

多くの場合、教育費のピークとなるのが大学4年間。この時期にかかる費用と、どのような費用のまかない方ができるのかを、事例で見てみましょう。

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上の例は、大学進学のための貯蓄が500万円で、学費がかかる私立理系・自宅外通学のケース。家計からは、平均仕送り額に該当する月10万4000円程度を回したとします。

奨学金を日本学生支援機構の第一種月6.4万円、4年間借りて、子ども自身も少しだけアルバイトをします。ただ、理系はアルバイトをするのが難しいことが多いため、少額で入れ、なおかつ就活の時期は入れていません。

このようなバランスで負担し合えば、4年間の資金が回ることが確認できます。奨学金は日本学生支援機構で想定しましたが、大学によっては給付型があるところも増えています。

大学受験が視野に入った高校生がいる家庭では、一度こうした試算をしてみるといいでしょう。ご自身で難しければFPに相談するのも手です。大まかに教育資金が回るかどうかなどが確認できます。

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