大学4年間の学費はいくらかかるでしょう。大学の学費は、国公立か私立かとともに、文系か理系か医歯薬系か、あるいは自宅か自宅外かなどで異なります。高校生のお子さんがいるご家庭は、一度、大学の学費がいくらかかるのか、試算しておきたいものです。

<目次>

大学4年間でかかる学費はいくら?

大学の学費は、国公立か私立かとともに、文系か理系か医歯薬系か、あるいは自宅か自宅外かなどで異なります。
学費

大学で十分に学んで社会へはばたく

 

学費は入学初年度と2年目以降で分けて考える

大学4年間でかかる費用の目安を整理したものが下表です。令和2年3月に発表された日本政策金融公庫「令和元年度 教育費負担の実態調査結果」をもとに試算したものです。

わかりやすくするため、初年度にかかる費用と、2年目以降にかかる費用に分けました。
授業料、通学費、教科書費、施設設備費、学習塾、参考書、習い事等の学費のほか、初年度にかかる費用には、受験費用、学校納付金、入学しなかった学校への納付金も含まれます。

自宅外の場合は、アパートの敷金、家財道具の購入費、そのほか仕送りなどもかさみます。当然ながら、自宅外のほうが費用はかかります。

  学費
大学4年間の学費・生活費(筆者試算)


 

大学4年間の学費合計は約500万~約1,270万円

あくまでも試算データですが、「4年間の合計」を見ると、国公立・自宅で約500万円、私立理系・自宅外通学で約1,270万円の費用がかかることがわかります。私立の医学部はさらに高額になります(国立なら抑えられます)。

国公立大を1としたときの、私立大の割合は次の通りです。

<自宅通学>
国公立:私立文系:私立理系=1:1.4:1.6

<自宅外通学>
国公立:私立文系:私立理系=1:1.2:1.3


実は、国公立でも決して負担が軽いわけではないこともわかります。

その他、学生によっては、留学にかかる費用やダブルスクールの資金なども意識しておく必要があるでしょう。また、特に理系では大学院まで進学するケースも少なくありません。

 

大学4年間のマネープランを事例から確認

多くの場合、教育費のピークとなるのが大学4年間。この時期にかかる費用と、どのようなまかない方ができるのかを、事例で見てみましょう。

学費
大学4年間のマネープラン(筆者作成)


上記は、私立理系・自宅通学のケース。大学進学のための貯蓄が400万円で、家計から月7万円を回せる場合です。

理系ですが、学生自身がアルバイトをできそうなケースでは、ムリにならない範囲で見込んでもいいでしょう。ここでは、1年目に月3万円程度、2年目以降はその半分程度で試算しています。

ただし、理系でアルバイトができない可能性がある場合には、貸与型の奨学金を利用する等、置き換えていくことも検討しましょう。

何とか4年間まかなっていけるマネープランを作成することが大事です。

 

大学4年間の費用は親子で協力し合うことも大切

このようなバランスで親子で協力して負担し合えば、大学4年間の資金がムリなく回せることが確認できます。

大学受験が視野に入った高校生がいるご家庭では、こうした試算をしてみるといいでしょう。できれば高校1年の終わりか2年の初めころに行いましょう。
ご自身で難しければ、FPに相談するのも手です。


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