大学4年間でかかる学費はいくら?

大学4年間の学費はいくらかかるのでしょうか?高校生のお子さんがいるご家庭は、一度、大学の学費がいくらかかるのか、試算しておきたいものです。

大学の学費は、国公立か私立かとともに、文系か理系か医歯薬系か、あるいは自宅か自宅外かなどで異なります。
 

学費は入学初年度と2年目以降で分けて考える

大学4年間でかかる費用の目安を整理したものが下表です。令和2年10月に発表された日本政策金融公庫「令和2年度 教育費負担の実態調査結果」等をもとに試算したものです。

わかりやすくするため、初年度にかかる費用と、2年目以降にかかる費用に分けました。
授業料、通学費、教科書費、施設設備費、学習塾、参考書、習い事等の学費のほか、初年度にかかる費用には、受験費用、学校納付金、入学しなかった学校への納付金も含まれます。

自宅外の場合は、アパートの敷金、家財道具の購入費、そのほか仕送りなどもかさみます。当然ながら、自宅外のほうが費用はかかります。
 
4年間

大学4年間の学費・生活費(作成:豊田眞弓)

 

大学4年間の学費合計は約500~約1270万円

あくまでも試算データですが、「4年間の合計」を見ると、国公立・自宅で約540万円、私立理系・自宅外通学で約1270万円の費用がかかることがわかります。私立の医学部ともなればさらに高額になります(国立なら抑えられます)。

国公立大を1としたときの、私立大の割合は、大まかに次の通りです。

<自宅通学>
国公立:私立文系:私立理系=1:1.4:1.6

<自宅外通学>
国公立:私立文系:私立理系=1:1.2:1.3


国公立大学でも決して負担が軽いわけではないこともわかります。

その他、学生によっては、留学にかかる費用やダブルスクールの資金などがかかる場合もあります。特に理系で上を目指す場合は、大学院まで進学するケースも少なくありません。

 

大学4年間のマネープランを事例から確認

多くの場合、教育費のピークとなるのが大学4年間です。この時期にかかる費用を、家計費からどのようにまかなうことができるのか、事例で見てみましょう。
 
学費

大学4年間のマネープラン(作成:豊田眞弓)



上記は、私立文系・自宅通学のケースです。大学進学のための貯蓄が300万円で、兄弟姉妹がいるなどで、家計からは月2万5000円しか回せないケースを想定しています。

学生自身がアルバイトをできそうなケースでは、ムリにならない範囲で見込んでもいいでしょう。ここでは、1~3年目に月2万5000円程度で試算しています。就活の時期などはアルバイトができないことも多いため、4年目には入れていません。

不足分は貸与型の奨学金を利用する形で試算しています。

何とか4年間まかなっていけるマネープランを作成することが大事です。
 

大学4年間の費用は親子で協力し合うことも大切

このようなバランスで親子で協力して負担し合えば、大学4年間の資金がムリなく回せることが確認できます。

大学受験が視野に入った高校生がいるご家庭では、こうした試算をしてみるといいでしょう。できれば高校1年の終わりか2年の初めころに行いましょう。
ご自身で難しければ、FPに相談するのも手です。


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