医療保険/医療保険の選び方

医療保険は積立か掛け捨てか?(2ページ目)

医療保険には貯蓄性の(積立機能)ある商品と、掛け捨ての商品が存在しています。どのような違いがあるのか、またどちらがお得なのかまとめてみました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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貯蓄性のある保険と掛け捨ての保険で保障内容は違うのか?

保険を選ぶのって意外と難しいのね

保険を選ぶのって意外と難しいのね

保険会社や商品によって貯蓄性がある保険を用意していたり、掛け捨ての保険を用意していたり、または両方用意していたりと様々です。両方用意している医療保険をみると、保障の内容は基本的に同じであり、保険期間や保険料払込期間などが異なっています。また、ボーナスを受取れる設定は、掛け捨ての商品に特約として用意している保険もあります。

どちらの保険を選択するべきか?

一番大事なのは、お金が貯まるかどうかではなく、安心できる最適な保障内容の保険であることです。その上で、少しでも割安な保険を選んだり、貯蓄性の有無を考えたりします。

割安かどうかを判断するポイントはいくつか考えられます。
  • 月々の保険料で判断
  • 支払う保険料の合計で判断
  • 支払う保険料の合計から将来戻ってくるであろう返戻金を引いた実質の負担で判断
  • 保障期間あたりの保険料で判断
貯蓄性を持たせるかどうかは、お金の貯め方をどうするかによります。保険では保障を確保し、積立(資産形成)は株や投資信託などで確保するという考えであれば、保険に貯蓄性を持たせる必然性はありません。しかし、運用が得意でなく、どちらかと言えばいつのまにか貯まっている方がよいと考える人は、保険の貯蓄機能を活用するのもひとつの方法になります。

では、貯蓄性のある保険と掛け捨ての保険との損得を考えるにはどうしたらよいか? 厳密に損得の答えを導き出すことは至難の業です。将来の運用利回りをどのように設定するか? 性格的に常に正確な判断ができるのか? 将来保障の見直しで保険を変える可能性はないのか? 今後も健康なのか? など、計算の前提となる要因に確定できないものが多いからです。

あまり神経質にならずに、仕組みの違いを理解して、最適だと思って選んだ保険が一番よいと信じ、あとは加入し継続していくことが大事です。将来の環境の変化に対応できるような設定であればなおよいです。判断が難しい場合は、保険の営業担当者やファイナンシャルプランナーの力も借りてみてもよいでしょう。


【関連リンク】
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