春のぼた餅
もち米を半つき餅にしてあずき餡を絡ませたお餅。春はぼた餅、秋はおはぎと甘党にとっては嬉しいお彼岸の風習は、あずきの赤が邪気を追い払う色と言われ、江戸時代頃に始まったとされます。あずきには食物繊維も多く含まれ、また骨粗鬆症予防にも役立つポリフェノールや抗酸化作用のサポニンも含まれています。
春のぼた餅の材料(20個分)
春のぼた餅の作り方・手順
春のぼた餅の作り方
1:まず、半つき餅を準備する
もち米は洗い1時間ほど浸けておきます。普通の水加減で炊きあげ、蒸らしてから熱いうちに塩を振りかけ、すりこぎで半つぶし状につきます。(もち米を水に浸けている間に、あずき餡を作ります)
2:あずき餡の作り方
あずきはさっと洗い、鍋に入れ、かぶるくらいの水を加えて中火にかけます。煮立ってきたら、さらに5分ほど煮てからざるにあけ、アクを取ります。再び鍋に戻し水を加え、煮立たせてざるにとり、アクを取ります。
3:
アクとりが終わったあずきを鍋に戻し3~4cmくらいかぶる水で蓋をして煮ます。煮立ったら弱火で柔らかくなるまで煮ます。水は1cmくらいかぶっている状態です。もし煮詰まったら水を差します。あずきが柔らかく煮えたら三温糖を加えます。
4:
弱火のまま、木べらで10分ほどかき混ぜ練り合わせます。仕上げに塩を加えます。餡は冷めると固くなるので少し緩めに練り上げます。冷めたら10個は少し大きめに、きな粉とごまに入れる餡は少し小さめに丸めます。
5:餡をくるみ形を整える
蒸し上がり半つきにした餅を、あずき餡の方は少し小さめに、きな粉と胡麻の方は少し大きめに俵型に作ります。
6:
ラップを敷き上に餡を広げて中央に餅をのせます。
7:
ラップで包むように餡をかぶせます。8分通り餡が包めたら、表に返し、ラップを外して形を整えます。
8:
きな粉餅と胡麻餅は餅を広げて、中に丸めたあずき餡を包み俵型にします。それぞれにきな粉と黒ごまをまぶします。(きなこ5個、黒ごま5個です)
ガイドのワンポイントアドバイス
あずき餡は弱火で木べらでたえずかき混ぜて、軟らかい味噌くらいの固さに練り上げます。あずき餡が残ったらパンにはさみあんぱん風に、またフルーツやアイスクリームと合わせてデザートにも使って下さいね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。