防犯/防犯小説

女の危ない帰り道(4ページ目)

面識のある相手だけでなく、都市部では見知らぬ相手からのストーカー行為が発生しています。どのようなシチュエーションで被害に遭うのか? 誰にでも当てはまるようなケース紹介と自己防衛のコツ。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

女の自己防衛ポイントチェック


改札口から出たらチェックして

改札口から出たらチェックして

■夕方以降に下り電車に乗るのは自宅に帰ると判断されます。疲れていても気を抜かず、電車待ちのホームにいるときから周囲を見回して警戒しましょう。

■電車内では居眠りをせずに、自分を見る不審な男がいないかさりげなくチェックしましょう。

■下車駅で改札口を出るときも、後ろを振り返ってみましょう。自分と同じ方向に向かう人たちを見て、自分より後から来る人がないように歩きましょう。

■夜道では姿勢をよくして「前方・左右・後方」と、自分の周囲360度に目を配りましょう。

■最寄り駅から自宅までの経路を「安全な場所~コンビニ、交番、防犯協力の家など}と「危険な場所~暗がり、樹木の生い茂った場所、暗い駐車場など」をしっかり把握しておきましょう。

■また、不審な人がいたら迷わずに駅など、ひと気の多い場所に戻りましょう。

■帰宅ルートはできれば2つ以上用意しておきましょう。遠回りでも危険を招くより安全を選びましょう。

■コンビニでは、店内に不審な人がいないか警戒し、店を出てからも周囲を見回しましょう。「コンビニから尾行された」という女性は意外と多いのです。

■不審者が近づく気配が分かるように、音楽プレーヤーや携帯電話の利用は極力避けましょう。また「通話」も、こちらの話していることはそばにいる人に内容を知られてしまいます。折り返しかけるようにして「個人情報」は漏らさないようにしましょう。

■自宅のある建物に入るときには、後ろを振り返って不審者がいないことを確かめましょう。不審者がいるときは、少し行過ぎてから角を曲がるなど、「そこが自宅」と知られないように警戒しましょう。

■郵便受けには必ず鍵をかけましょう。ダイヤル錠付きの郵便受けでない場合は、自分で南京錠などを買って付けましょう。

■部屋番号だけでも郵便物は届くので、氏名は書かないようにしましょう。

■部屋にも表札は出さないようにしましょう。

■帰宅時は、玄関ドアを開ける前に周囲をよく見て、不審者が押し入ってこないように警戒しましょう。

■玄関ドアは開けたらすぐに閉めましょう。

■万一、誰かに尾行されているように感じたら、怖いからといって自宅に帰らないようにしましょう。自宅を特定されることのほうが怖いのです。

■それでも不安な場合は、帰宅後すぐに明かりをつけないようにしましょう。できれば15分くらいはつけないほうが部屋を特定されにくいでしょう。

※一度にすべてをしようと思うと大変でしょう。出来ることから一つひとつやっていけば、いずれすべてが身につきます。



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