幼稚園を変えるのはだめ？(2ページ目)

転園、する、しないの決定ポイントは何？

幼稚園は義務教育じゃない。転園という選択だってあり！

子どもの転園について親が悩むのは、「一度決めた園を途中で辞めることで、子どもがその先もずっとイヤなら辞めてもいいと思ってしまうのではないか」ということでしょう。でも、幼稚園は「義務教育」ではありません。そのあとの小学校や中学校とはそもそもの目的が違いますし、子どもも成熟していません。泣いて嫌がる子どもを園に引きずって連れて行く、というようなことをするくらいなら、一度辞めて冷静な目を取り戻すことも必要です。

実際に「あわない」という理由で幼稚園を換えたことのある何人かの親に話を聞いてみましたが、全員が「転園してよかった」と言っていました。「こんなに園の生活が楽になるなんてビックリ！」と驚いていた人も。みんな「辞めるのはいけないこと」という前提を越えて辞めた人たちです。悩んで、悩んで、その上で転園させた人たちは、みんなその選択に満足しているようでした。

いくら幼い幼稚園児とはいえ、泣いて嫌がるからには、何かその子どもなりの「理由」があるはずです。どうしてもダメなら辞めたっていいじゃないですか！　何よりも子どもが明るい顔で登園できることがいちばんです。そんな園に転園する選択だって「アリ」だと、親も頭を柔らかくして考え直すと、毎日の生活がグッと楽になるはずですよ。