4月に入園した子どもも、親も、そろそろ園の雰囲気に慣れてきている頃です。でも、「やっぱりこの園、自分にあわない」という気持ちを持ち続けている親や、いまだに「行きたくない!」が続いている子も、中にはいるはず。いろいろと調べた上で「ここ!」と選んだ園なのだから、しっかり通わせて、きっちり卒園させたいという気持ちと、「親子でイライラしながら通うのもちょっと……」と思う気持ちが交錯している人もいるかもしれません。途中で園を変えるのはいけないことなのでしょうか?

幼稚園のタイプはいろいろある

親子
今の幼稚園、どこか合わないかも……
現在、日本の幼稚園の多くが「私立」です。もちろん、自治体が運営する公立幼稚園もありますが、数は少ない上、廃止や民営化を検討されている園も少なくありません。公立幼稚園の中には「国立」の幼稚園もありますが、その数は極めて少なく、「お受験」の対象になっているところもあり、入園枠はもともと多くありません。

そこで、必然的に「私立」の幼稚園を選ぶことが多くなります。私立幼稚園は独自の方針で運営されているところが多く、どうしても「あう」「あわない」が出てくるわけです。

おおまかにわけて、私立幼稚園のタイプは2つ。ひとつは「お勉強幼稚園」、そしてもうひとつは「のびのび幼稚園」です。「お勉強幼稚園」は子どものしつけや教育に厳しく、工作物の製作や楽器の演奏など、さまざまな課題があることも。そういった課題をクリアしていくことに幼いときから喜びを感じる子どもにとっては楽しい経験ができることでしょう。でも、個性が豊かな子どもや、のんびりしている子どもには苦痛を感じる瞬間があるかもしれません。

一方の「のびのび園」は、自由保育がウリの園や、毎日屋外での活動をする園など、ユニークな教育方法で運営されているものです。子どもはのびのび育つはず……ですが、身体が小さかったり病気がちでもともとあまり活発でない子どもであれば、そののびのびさが苦痛になることもあるかもしれません。

園は、基本的には親が「こうなってほしい」と思う気持ちで選ぶものですから、その「なってほしい」と思う子どもの理想像が、自分の子どもにないものを無理に求めている場合もあるかもしれません。そうなると、園は子どもにとっては行くのが苦痛な場所にしかなりえないでしょう。

子どもだけでなく、親が園の雰囲気にあわなくて辛い、と感じてしまうこともあるでしょう。自分がナチュラル指向なのに、バリバリのセレブ系お受験指向幼稚園を選んでしまったとしたら、園のほかのママたちとは服装や振る舞いなど、すべてについて違ってしまうかも。「何を話せばいいのかわからない」と悩んでしまうこともあるでしょう。