知っている人には常識、でも知らない人にとっては「???」ばかりの保育園の仕組み。いろいろなサイトでも説明されていますが、ここでは保育園について「基礎の基礎」から説明します。
第1回目は、この2つ。

 
  1. 幼稚園と保育園、どこが違うの?
  2. 「認可」「無認可(認可外)」ってどういうこと?



幼稚園と保育園、どこが違うの?

  • 入園年齢が違う
保育園と幼稚園、これはまず通える年齢が違います。
保育園は0~1歳児から、小学校入学前まで。
幼稚園は3歳になった春から小学校入学前まで(3年保育の場合)。

  • 保育時間が違う
それから、保育時間も違います。
保育園は、一般的に午前7時半から9時くらいの間に登園、午後5時から6時半くらいの間に迎えにいく(多くの認可園の場合)ということになっています。園によっては、「延長保育」として、さらに遅くまで預かってもらえることもあります。

一方、幼稚園は基本的に午前9時から午後2時くらいまで。曜日によっては午前中のみで帰宅する日もあります。

  • 行政の管轄が違う
なぜ、このように違いがあるのでしょうか。それは、行政の中での位置付けが異なるからです。

幼稚園は文部科学省の教育施設
保育園は厚生労働省の福祉施設
となっているのです。

保育園は「福祉施設」であり、子どもが「保育に欠ける」状態のみ入園可能、というのが基本です。
幼稚園は、「教育施設」。いわば、「学校生活の準備段階」というようなものでしょうか。

では、保育内容に違いはあるの?
「そうすると、保育内容に違いはあるの?」というところが、子どもをこれから保育園に入れようかと考えているママにとって気になるところですが、これは一概には言えません。
というのは、保育園でも幼稚園でも、園によって保育内容はさまざまだから。

ただはっきりしているのは、保育園には昼食後に「お昼寝」として休息をとることで、より「家庭」に近い雰囲気で長時間過ごせるように配慮されています。「生活の場」という役割を持っているのです。

比較すると、幼稚園の場合は短い時間に園で活動して、「休息は家庭で」という流れになっているわけですね。

ただし、最近は幼稚園でも「預かり保育」として「夕方まで幼稚園で過ごす」という選択肢も増えてきました。これについても実態や考え方はさまざまですが、それはまた別の機会に。

 
 

 

「認可」「無認可(認可外)」ってどういうこと?

  • 「認可」「無認可(認可外)」の意味
保育園の「認可」「無認可(認可外)」という言葉、聞いたことがありますよね。

「認可」というのは、設備や保育士の人数など、国が定めた認可基準を通っているということ。

認可園の多くは公立で、私立の場合も国や自治体の助成を受けているので、比較的ゆとりのある運営ができるようになっています。

「無認可(認可外)」とは、簡単に言えば「その他」です。つまり、玉石混交。

小規模なだけで、認可と変わらない(園によっては、認可以上の)保育を行っている園もあれば、職員が少なすぎて事故を起こしたような施設もあります。これはひとつひとつ、当って調べてみないことには実態は分かりません。

  • 入園申し込み方法が違う
「認可園」と「認可外園」の1番の違いは、入園申し込み方法です。

認可園の場合は、入園は市町村や区が一括管理。必要度の高い人から優先的に入園できるようになってます。もちろん、空きがあれば、の話ですが。

先ほど、「幼稚園との違い」のところで、子どもが「保育に欠ける」状態のみ入園可能、とお話しましたが、これがまさに認可園の入園についてのことなのです。

認可外園の入園は園に直接申し込みます。認可園のように預ける理由については問われません。週に1日でも、働いていなくても(園にもよりますが)預けることは可能です。

ただし、空きがあるかどうかは自分で1軒1軒あたってみなければなりません。納得できる保育内容、保育料、そして空きがあるかどうかを個人で判断するのはかなり大変なことになります。

認可園に入れなかったら?
「初めて自分の子どもを預ける」のだったら、まずは認可保育園の申請をする人が大半でしょう。けれど、子どもが比較的多い地域では、「仕事があっても保育園に入れない」という状況になることもあります。

認可外の保育園を検討することになったら、どうやって選択すべきか。

次回は、「認可外の園を視野に入れた保育園選び」について、お話したいと思います。

保育園の基礎知識(2)認可外保育園を検討するとき

保育園の基礎知識(3)保育料は、地域でこんなに違う!

【関連リンク】保育園の選び方

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