双子同士以外の関わりが心配
先日、成人した双子の方に取材する機会があったのですが、「子どもの頃は、起きた瞬間から、会話しなくても何で遊ぶということがわかっていた」と言うので驚きました。確かに、わが家の双子も、「今日は何で遊ぶ?」などと話すこともなく、自然に遊びに入って熱中しています。でも、幼稚園・保育園に入園すると、双子、三つ子のきょうだい以外のお友だちとの関わりが必要になってきます。わが家では0歳から保育園に預けているため、他の子どもたちとの関わりは多い方ですが、それでも先生に聞くと、双子だけで遊んでいることがいちばん多いよう。「話さなくてもわかる」相手がやっぱり一番楽で、楽しいのでしょう。
男女の双子ちゃんは、幼稚園・保育園で同姓のお友だちと出会い、世界が広がるのが楽しみ |
最初はきょうだい以外のお友達とスムーズに遊べないことがあっても、必要以上に心配せず、しばらく黙って見守る、というのが多胎児の親の入園の心得のようです。
費用や収納場所も2倍、3倍必要!
双子、三つ子の場合は、普通のきょうだいとは違って、お金がかかる時が同時にやってきます。入園準備に必要なお金も、2倍、3倍になってきます。きょうだいの「お下がり」が使えないのも、多胎児にお金がかかる原因。自治体によっては、幼稚園の入園金や月謝の援助があるところもありますので、申請方法を調べておきましょう。また、特に保育園の場合には、着替えや替えのシーツ、バッグや袋もの、タオル類なども、2組、3組分が必要になってきます。そこで当然、その分の収納場所も必要になります。一気に作るのは大変なので、今からコツコツ準備をしておきましょう。
入園について、双子・三つ子の親にしかわからない苦労を話し合えるのは、同じ境遇の人同士。いまさらと言わず、地域の双子、三つ子サークルなどに入ることで、先輩ママからの情報や知恵、お下がりなどが手に入ることもあります。そこで情報を得たら、今度は自分たちの情報を次の双子ちゃん・三つ子ちゃんママにゆずるつもりで、ネットワークを広げ、助け合って行きたいものですね。
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