幼稚園の独自方針を自分できちんと最終確認!
園バス以外にも、選ぶポイントはたくさんあります |
国立の幼稚園は抽選を始め、いわゆる「お受験」が必要。ただし、ある意味で国の幼稚園教育の「実験」的な立場にあることも理解しておきましょう。市町村立の幼稚園は入学金がなく、2年保育のところが一般的。月謝も安いので通いやすいですが、全部の自治体に揃っているわけではありません。
私立幼稚園の中身は、園ごとにかなりの特徴があります。お受験が必要で、入園してからも高い保育料などでお金がかかり、親の送り迎えが絶対条件の「名門幼稚園」。子どもたちの自主性に任せて好きなことをして過ごせる「自由保育」の園。楽器や体操などに力を入れてみんなで一斉に活動をする「一斉保育」の園。また、シュタイナー(*注1)やモンテッソーリ(*注2)など、独特の教育理念に基づいた教育に力を入れている園もあります。結局、どんな園を選ぶかは、親の考え方次第ということでしょう。
注1:シュタイナー
オーストリア生まれのドイツ人で、哲学者、教育学者として名高い、ルドルフ・シュタイナーが提唱、実践した教育。シュタイナー教育では、「すべて教育は芸術的に行われるべき」とされ、実践している幼稚園では、音楽や絵などを組み入れた独特の教育が行われる。
注2:モンテッソーリ
イタリア生まれの女性医師、マリア・モンテッソーリが、障害児の教育をする過程で編み出した教育法。教えるには独自の資格が必要。
ママの雰囲気で園の様子がわかる
幼稚園の雰囲気を知りたければ、直接園に行って、様子をみることです。お迎えの時間に、お散歩がてら興味のある園まで行ってみては? お迎えに集まってくるママたちの服装や年齢などを見ることで、その園にどんな人たちが子どもを入れているのか、なんとなくでもわかるはずです。 また、この時期、幼稚園によっては運動会や見学会などがあるところもあるので、直接問い合わせたり、ホームページなどで確認してみましょう。「幼稚園になんとなく入ってみたらビックリ!」では遅いのです。子どもがスムーズに幼稚園に慣れるためにも、まずは親の情報収拾が必要。わからないことがあればなんでも、自分の足で行き、自分の目で確認してみることが大切です。
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