「幼稚園バザー」は、幼稚園ママにとって一大イベント。保育園ではバザーは実施するところ・しないところと両方あるようですが、幼稚園では運動会に並ぶ行事として位置付けられている場合が多いようです。
そんな幼稚園バザーのお話を、今年はじめて役員として乗り切った先輩ママに聞きました。
お話してくださったのは、All About Japan【宝塚ファン】ガイドの桜木星子さん。元・タカラジェンヌでもある桜木さんは、現在2人のお子さんのお母さま。お子さんたちとのにぎやかな日々を綴られている日記は、ガイド日記の中でも特に人気です。
そんな桜木さんはこの春、2番目のお子さんが通う幼稚園で、「母の会」の役員に選ばれたそうです。幼稚園の役員というと、「なんだか大変そう…」と尻込みをする新米ママも多いかもしれません。でも、実際のところはどういったものなのでしょうか?
桜木さんのお話には、そんな新米ママの疑問にお答えする「幼稚園の役員やバザーを楽しむヒント」がたくさんつまっています。幼稚園の役員ママ、「これから幼稚園」というママという方々は必見です。
【幼稚園・役員について】
桜木さんのお子さんが通っている幼稚園は、どんな雰囲気の園ですか?
全体で120名ほどの、キリスト教系の幼稚園です。創立して80年になります。
園の雰囲気は、一言で言うと「のびやか」ですね。制服も園バスもなく、教室には高価なオモチャもありません。子どもたちはいつも、大きな園庭で泥んこになって思いっきり遊ぶ、明るく楽しく遊ぶ…という感じです。
先生方も親に対し、しつけや教育などに関して厳しいことをおっしゃることはありません。このような保育方針に共感して、かなり遠い場所からも登園している子どもも多いです。
「父母の会」のような、保護者の会はどのような仕組みになっていますか?
名称は「母の会」といいます。年度ごとに、各クラスに2名(全員で12名)役員を選出し、その役員が年間のすべての行事を進めてゆきます。
役員12名の中から、会長1名、副会長1名、書記2名、会計2名を決めていきます。私は書記なので、「母の会」より渡すプリントなどの作成をしています。
桜木さんは今回、どういう経緯で役員に選出されたんですか?
毎年役員は、そのクラスのお母さん全員が集まって決めるということになっています。先生からの推薦などはなく、立候補があればその方に、なければじゃんけんやくじ引き、という感じです。お仕事をしているお母さんと、赤ちゃんなど未就園児のいるお母さん、妊婦さんは最初から除外されます。
私は…くじ引き…で当り(?)ました。正直言ってその瞬間は「何てくじ運が悪いんだろう…」と思ってしまいました。
AllAboutでの【宝塚ファン】ガイドのお仕事もあるので、専業主婦のようでそうではないし、時間的・体力的な点で「どこまでできるだろうか…」と不安でいっぱいでした。特にバザーの準備はとても大変と聞いていたので。それに今まで、あまり積極的に他のお母さん方と接していなかったため、その辺りも不安…。
でも上の子もお世話になっていますし、私自身がとても大好きな幼稚園ですから、何かお役に立てれば…と思ったのです。最後には、「どうせやるなら楽しむしかない!」と思うようになりましたね。