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宝塚ガイド・桜木星子さんに聞く 大変だけど楽しい、幼稚園バザー(4ページ目)

【宝塚ファン】ガイドの桜木星子さんは現役幼稚園ママ。今年度の役員を務める桜木さんに、幼稚園のバザーや役員を楽しむ極意をおうかがいしました。

執筆者:吉森 福子


【バザーを終えて】

役員は本当に大変なんですね。それでも「楽しかった」のは、どんなところなのでしょう?

バザーの準備期間中、役員が集まって毎日わいわい楽しくおしゃべりしながら作業をしたことです。「耳鼻科はあの先生がいい!」「新しいパン屋さん、できたよ。」「スイミングスクールはあそこがいい!」など、情報収集にはもってこいの日々。上のお子さんが小学生のお母さんもいますから、小学校の様子、おけいこ事の様子なども知ることができました。

また、役員ならではの特典は「自分の子どもの、園での様子を見ることができる」こと。バザー前はほぼ毎日幼稚園にいますから、自分の子どもの様子が他のお母さん方より分かるのです。砂場でお友達と遊んでいる様子や、運動会のお遊戯の練習…。作業の手を休めては、それを見て楽しんでいましたね。

「これから幼稚園」「これから役員」というママさんへ、何かアドバイスがありましたら教えて下さい。

今回初めて幼稚園の役員を経験して、ひとつ分かったことがあります。それは、役員を楽しく過ごせるかどうかは、「何をするか」ではなく「誰とするか」にかかっているということです。

つまり、役員のメンバーがどんな方々か、それによって、バザーも含め役員の作業が楽しくなるか苦痛になるか変わってくる、ということ。その点、私は本当にシアワセでした。メンバーすべてがほんわかしていて明るくて優しくて。

そして、できないことは「できない」と言える空気、体調が悪かったり用事があった日は堂々と休める雰囲気。無理をしない…。だからこそ、苦痛など感じず楽しく過ごせたのだと思います。

幼稚園に限らず役員という役割は、「任されたからには一生懸命やらなくてはいけない」のだけれど、決して仕事ではありません

「幼稚園のために…」「先生のために…」「子どものために…」という意識があまり強いと、責任が重荷になるでしょう。「今までは、こうだったから…」「役員以外のお母さん方の意見が…」「バザーでは収益を上げなくては!」などということを考え始めると、楽しめなくなってしまいます。

バザーを中心に行なうのは役員なのですから、その役員たちがまず楽しまなくては!それこそが幼稚園のバザーだと思います。役員になられた方はもっと気楽に「ま、これでいっか!」「大丈夫。イケル、イケル!」的な考えを持たれれば、きっと楽しく過ごせることと思います。

幼稚園の役員は確かに大変です。でも、今までお話もしなかったお母さん方と仲良くなれたり、子どもの園での様子が分かったりと、得することも楽しいこともたくさん。それに何より、母親が幼稚園に出向く機会が多いのは、子どもにとってもうれしいようです。

役員なんて柄でもない私ですが、今は「役員になって良かった~」と痛感しています。子どもだけではなく私まで、幼稚園生活をエンジョイできた気がします。


◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇



幼稚園の役員というと、新米ママにとっては「どうやって逃げるか」ということばかりが気になってしまいます。もちろん、それまでやったこともない仕事を引き受けるわけですから、「負担」であるのは事実です。

でも考えてみると、「子どもを育てる」ことだって同じ。大変だけど、楽しいこともある。

幼稚園の役員になって行事を運営するということは、育児の大変さと楽しさを、他のママたちと共有できるということではないでしょうか?今回の桜木さんのお話から、ガイドはそう思いました。

幼稚園に通う子どものため、そしてママ自身のために、こういった機会を積極的に楽しんでいけるといいですね。


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