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「水イボ」&「とびひ」、登園やプールは?(4ページ目)

個人差はありますが、まだまだ弱い幼児の肌に夏の暑さは厳しいもの。気がつくと見慣れない湿疹が……なんてことも。特に、幼稚園・保育園に通っている場合は「登園」「プール」が大きな問題です。

執筆者:吉森 福子

「とびひ」とは

「皮膚に黄色ブドウ鎖球菌(溶連菌)がついて炎症を起こす。かさぶたと水泡がごちゃごちゃまじり、ズルむけになったものができます。(『はじめての育児百科』より)」

こんな症状です。

おーこわ。昨年夏の悪夢がよみがえります。転んでできたすり傷がなんだか治らない、虫さされのところをかきこわしちゃったなあ……と思っていたら、次第に傷が周辺に広がってきたんです。

虫さされやすり傷をかきこわしたところによく起こります。傷の治りが悪い、何だか周囲に広がっていく……と思ったら、まず「とびひ」を疑ってみてください。「治るはずの傷が広がっていく」がポイントですよ。

とびひは一刻も早く皮膚科へ!

とびひは水イボのように、ゆったり構えていてはいけません。あっというまに全身に「飛び火」してしまいます。「おかしいかな?」と思ったら、できるだけ早く皮膚科に連れて行きましょう。

このように急がせるわけは、とびひは多くの場合「登園許可書を必要とする感染症」の中に入っているからです。つまり、完治するまでは登園不可。治ったことを医師に証明してもらわなければ、登園できません。もちろん、プールなんてもってのほか。

皮膚科で薬をもらい、きちんと治療(塗り薬+飲み薬の場合が多い)すれば、きちんと治すことはできます。が、最低でも1週間、こじらせた場合は2週間登園できないのは本人も保護者もつらいもの。こじらせないうちに、早めに治療を始めたいですね。夏の傷には要注意!

今回のまとめ

「水イボ」はあわててもすぐには治らない。気長にかまえる。

「とびひ」は「傷の治りが悪い、広がっていく」に注意。気づいたら、急いで皮膚科へ!



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