日本地図・世界地図の絵本!幼児や子供におすすめ
日本地図や世界地図の絵本で子どもにおすすめなのは?
幼児期の子ども達は、「世界で一番高い山は?」とか「日本で一番長い川は?」などの話題に興味津々。この興味ある時期を逃さないことが大切です。そんな子ども達のそばに、ぜひ置いていただきたい絵本があります。
それは、とだこうしろうさんの「にっぽんちず絵本」と「せかいちず絵本」。「こどもがはじめてであう」というサブタイトルにふさわしく、日本地図、世界地図の入り口として、ぜひ、おすすめしたい絵本です。
あるTV番組で芸能人に日本地図を見せ、「福井県」の場所に印をつけさせる場面があったのですが、その芸能人は「福井県」の場所を香川県の場所に印していました。また、世界地図の問題では、「ドイツ」の場所をアメリカ合衆国の場所に印をつけている芸能人もいました。これは、なんと、アメリカの場所自体わかっていないことになります。あきれてしまいました。
子ども達には、ぜひ、小さいころから地図に慣れ親しんで欲しいと思います。この絵本は勉強するという意識ではなく、遊び感覚で日本のことや世界のことが学べるしくみになっています。
日本地図・世界地図の絵本……おすすめ本の魅力や特徴
大人の私たちもじゅうぶん楽しめる絵本です。今年の夏休み、旅行や帰省されるときに、この「ちずえほん」をお供にどうぞ。
こどもがはじめてであう「にっぽんちずえほん」 とだこうしとう 戸田デザイン研究室
まず、シンプルかつカラフルで楽しいイラストが子ども達の心をつかみます。そして、ページをめくっていくと、各地方の特色が丁寧に、しかも一目でわかるように紹介されていて、大人の私たちにとっても勉強になることがたくさん描かれています。
子ども達は、山の高さ比べ、川の長さ比べ、湖の深さ比べなどのクイズが大好き。きっと、ここで覚えたことをお父さんやお母さんに自慢げに話してくれるでしょう。
そのほか、交通(鉄道、新幹線、高速道路)、自然(動物、花、天候)、文化(歴史や名所、特産物、お祭り)などもわかりやすく解説されていて、子ども達の好奇心に応えてくれます。
さらに、広島の原爆や地球環境問題にも触れるなど、考えさせる絵本でもあります。
こどもがはじめてであう「せかいちずえほん」 とだこうしとう 戸田デザイン研究室
せかいちずえほんも、にっぽんのちずえほんと同様に、シンプルでカラフルなイラストが子どもたちの興味をそそります。
世界の文化、動物、山や川、湖、そして、季節や時差の話まで、わかりやすく説明されています。
山の高さ比べや川の長さ比べは一見してわかるように描かれており、子ども達は、その長さや高さの数字まで覚えてしまいます。
そして、これは、単に地理の勉強だけに留まりません。わたし達が住む地球は宇宙のたくさんの星の中の一つの星であること、地球は丸く、いろいろな国があり、世界がどんなに広いかということ、また、人生を大事に生きようということまで、子ども達にやさしく教えてくれる、奥の深い絵本となっています。
大人のわたし達も子どもと一緒に地球について考えてみる良い機会になるのではないでしょうか。
日本地図・世界地図以外にも……同著者のおすすめ絵本を紹介
漢字えほん とだこうしろう
あいうえおえほん とだこうしろう
昆虫とあそぼう とだこうしろう
こっきのえほん 戸田やすし
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