早期教育・幼児教育/早期教育・幼児教育関連情報

シリーズ=先生訪問!=vol.3 子どもの絵への過干渉は最大の敵(3ページ目)

冬休みに入り、お子さんたちは家で遊ぶ機会が多くなります。そこで、今回、造形・絵画指導をされている内本先生に子どものお絵描きに関するアドバイスをうかがいました。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

(*1)頭足人の絵を描くことはハイハイの時期と同じ』
それは大切な発達段階です

(*1)頭足人・・・頭から直接手足がついている表現の絵


これは赤ちゃんをだっこしている
お母さんの絵です。
とてもやさしい絵です。

赤ちゃんもお母さんも
とてもいい顔をしています。

お母さんにすてきな服を
着せてあげようと
からだを描いてみましたが
まだ手は顔から出ています。
 


おいしいおやつを思い切り
手を伸ばしてとっているところ

からだが描けてないことなんて、大して重要なことではありません。

自分の思いは充分表現できています。


先生が描いてくれた
メロンパンナのまねをして
アンパンマンを描きました。

でもどうもおなかのベルトが
おかしなところに・・・・
手も顔から出ています。
 


『あれー、どうして、からだがないのかな?首も描いてみようね。』などと、促さないことです。頭足人の絵を描くということは、子どものからだの発達段階でいうと、ハイハイの時期にあたると考えてみてください。

ハイハイしている子どもを無理に立たせたり、歩かせたりしない方がいいと言われていますよね。ハイハイをたくさんすることで、筋肉が強くなり、それが後に歩くことにつながってきます。

絵もそれと同じことで、頭足人をたくさん描くことで、からだも描こうかなという気持ちになってくるのです。あたたかく長い目で見守ることが必要です。

子どもは、7本足のライオンを描く時もあります。
その場合の判断は・・・・
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 6
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます