防犯/防犯関連情報

海外旅行で犯罪被害に遭わない秘訣(2ページ目)

海外旅行に出かけるシーズン。楽しいはずの旅が台無しにならないように、犯罪被害に遭わないための基本を押さえておきましょう。

佐伯 幸子

執筆者:佐伯 幸子

防犯ガイド

 

最初のコンタクトに気をつけろ!

バッグは大丈夫?

街中で地図を広げたら、旅行者だって言っているようなものですよね?

そもそも、現金やパスポート、クレジットカードなどの貴重品を狙われる、時には女性の身体が狙われるには、ターゲット(日本人旅行者)に接近することから始まります。笑顔で近づいてくるのか、下手な日本語で話しかけてくるのか、横断歩道で周りを囲まれるのか、どこかに連れ込まれるのか、いずれにしても、何らかの接点から始まるのです! 

これに対しては、見知らぬ外国人(かの地では自身が外国人なわけですが)を「近寄らせない」ことがまず第一の対応法です。日本にいてもしょっちゅう見知らぬ人から声をかけられる、キャッチセールスによくつかまる、といった人は気をつけたほうがいいでしょう。また、外国で日本語で話しかけられるとそれだけで油断してしまいそうです。逆に警戒すべきと知っておけば、聞こえなかったふりができるでしょう。

一人VIP&SP状態を作れ!!

外国でのふれあいもまた楽しく、それが旅の醍醐味ともいえますが、そうした「プラス」の思い出を、なんらかの被害によって「マイナス」としないように、警戒心を持って、慎重に対応するようにしましょう。基本はいつも自分の周囲をよく見回すことです。

自分の周囲360度に視線を配り、自分を見ている人がいないか、自分に近づく不審者はいないか、「自分こそがVIP」という発想で、同時にVIPを警護する「SP」であるという行動をとるといいでしょう。自分の前後左右をよく見て、不審な人物を近寄らせないこと。いってみれば「一人VIP&SP」の状態です。自身が警戒し、自分を守ること。この発想がなければ、いつなんどき被害を受けるか分からないのです。

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