裁縫/裁縫のテクニック

並縫い(なみ縫い)のやり方を写真で解説!コツ・ポイントは?

裁縫の中でも、手縫いの基本となる「並縫い(なみ縫い)」。裏も表も同じ針目で、等間隔にまっすぐ縫います。布を縫い合わせる時はもちろん、仮縫いなどにも。玉結びと玉どめ、そしてなみ縫いの方法をマスターすれば、いろんな布小物が作れますよ!

ボネ 美恵

執筆者:ボネ 美恵

裁縫ガイド

<目次>
 

ミシン選びは、家庭用ミシンの中でも自分にあったものを

ミシンの使い方!初心者でも簡単なミシンの使い方とは?

フットコントローラーが使えるタイプなら、両手が使えるので便利

ミシンを購入する場合はまず、ミシンを使って何が作りたいかを考えてから、ミシンに詳しい人やミシン屋さんに相談するとよいでしょう。一般的には「家庭用ミシン」を使用しますが、その中にも多種多様なミシンがあり、作りたいものによって、選ぶ機種も違ってきます。

ちなみにガイドは、画像のようなミシンを使用しています。基本的に、直線縫いとジグザク縫い、そしてボタンホールが出来ればよいので、かなりシンプルなタイプです。

画像右手前の黒い物は「フットコントローラー」と呼ばれるもので、これを足で踏んでミシンを操作します。手元のボタンで操作するタイプのミシンもありますが、慣れない間は両手が使える方が便利なので、ボタン式の場合でもオプションでフットコントローラーが使える物の方が便利でしょう。ミシンは机やテーブルの上に置き、イスに腰掛けて、フットコントローラーを足元に置いて使用します。

 

ミシン以外にも必要な用具

 画像左よりミシン糸、ミシン針、ボビン。針と糸は、布に合った最適な物を選んでください

画像左よりミシン糸、ミシン針、ボビン。針と糸は、布に合った最適な物を選んでください

ミシン縫いを始めるためには、ミシン本体以外にも、ミシン針、ボビン、ミシン糸などが必要になってきます。 生地の厚さによって、針と糸の太さも変ってくるので、使用する生地に合った、針と糸を選びます。布地に合わない針と糸では、上手く縫えないだけでなく、ミシントラブルの元にもなるのできちんと選んでください。

針が折れてしまうこともあるので、予備の針も数本準備しておくといいでしょう。使用する糸が決まったら、ボビンに下糸を巻き取っておきます。

 

ミシンの使い方1:縫い始めるまでの準備

針のつけ方、上糸のかけ方、下糸のセットの仕方は、ミシンの機種によって違ってくるので、必ずミシンに付いている取り扱い説明書をじっくり読んでください。

【手順】
針のつけ方は間違っていませんか? 針が曲がったり、折れていないかもチェック

針のつけ方は間違っていませんか? 針が曲がったり、折れていないかもチェック

1:布地にあった針をつけます。針先が折れたり曲がったりしていないかも確認しておきましょう。家庭用ミシンの場合、一般的に針の片面が平ら、もう片面は丸みを帯びています。丸みを帯びた方を手前に、平らな面を後ろに向けて取り付けます。糸は針穴の前から後ろへ通しますが、古いタイプのミシンには左から右へ通す物もあります。
 
一見ややこしそうですが、順番通り糸をかけていけばOK

一見ややこしそうですが、順番通り糸をかけていけばOK

2:上糸を正しい順序でかけていきます。ミシンの機種によって違いがあるので、必ず取り扱い説明書で確認してください。ミシンによっては、ミシン本体に番号を表示していることもあります。
 
下糸はボビン

画像のようなボビンケースに入れるタイプ以外に、水平釜タイプもあります
 

3:下糸の入れ方も、機種によって違ってきます。画像はボビンケースに入れるタイプ。最近のミシンでは、ボビンケースを使用しない水平釜タイプの方が多いと思います。下糸を入れたら、下糸を15cm程出しておきます。 針、上糸、下糸の準備が整えば、端切れ布などで、試し縫いをし調子を整えておきます。
 

ミシンの使い方2:直線・直角の縫い方

【手順】
縫い始め位置の少し手前に針を刺し、返し縫いで戻ります

縫う前には、はぎれ布などで必ず試し縫いをして、上糸と下糸の調子を見てください

1:布をおさえの下に置きます。縫い始めは返し縫いをするので、はずみ車を手前に回し、縫い始め位置から1cm程手前に針を刺し、おさえを下ろします。縫い始めの位置まで返し縫いで戻り、その後縫い進めます。
 
慣れない間は、一定の速度でゆっくりと縫ってくださいね

慣れない間は、一定の速度でゆっくりと縫ってください

2:直線を縫う時は、画像のように片方の手で布を持ち、もう片方の手も布に添えると、布がたるまず、縫いやすいでしょう。
 
角に針を刺したまま、押さえを上げて布の向きを変えます

角に針を刺したまま、押さえを上げて布の向きを変えます

3:直角を縫う時は、角まで縫い進んだら角に針を刺したまま、おさえを上げます。次に針を刺したまま、布を回して布の向きを変えます。布を縫い進む方向に置き、押さえを下ろして縫い進めます。
 

縫い終わりも、縫い終わり位置まで縫ったら、1cm程返し縫いします。

慣れない間は、縫う箇所にマチ針を打っておいたり、しつけをかけておくと縫いやすいでしょう。マチ針は縫う線に対して直角に打ち、押さえがマチ針に触れる前にミシンを止め、マチ針を抜くようにします。針が折れることがあるので、マチ針の上は縫わないようにしてください。

まっすぐに縫えない間は、チャコペンシルなどで縫う線に印をつけておいても。また、ミシンで縫う前に布にアイロンをかけてシワを取っておくと、縫いやすいです。初めての方は、急いで縫おうとせず、ゆっくりと、自分に合ったスピードで縫う練習をしてください。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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