屋外に蛇口がなければ底面潅水式の鉢を活用

有限会社松尾貿易商会のHPより引用

底面潅水システム
画像:松尾貿易商会

また、底面灌水式の鉢にあらかじめ植栽しておくという方法もあります。これは、鉢の底に、水を貯めておくことのできるタンクが内蔵されていて、そこから毛細管現象を利用して土へ水分を補給するという仕組みで、屋外に蛇口がなくても大丈夫です。これを使用すれば、1週間に1回程度の水やりでOKなので、日頃から忙しい方にもおすすめです。最近は、軽量でデザイン的にも優れたものが手軽に購入できるようになりました。

日頃から「イジメ気味」に育てておくことがポイント

野菜に限らず、植物は日頃から「イジメ気味」に育てておくと、水が切れてしまっても少しの間なら持ちこたえてくれる丈夫な植物体に育てることができます。またこのように育った植物は、病害虫にも強く、農薬などの使用を軽減することにもつながります。

「イジメ気味」に育てるとは、水やりをして数時間~数日経ち、土が完全に乾いたら、次の水をあげるようにすることです。植物は主に根の先端部分で水分を吸収しています。そのため、先端付近の土が乾燥してくると、根は水を求めてもっと遠くへ伸びていこうとします。逆に根の周囲が常に湿った状態だと、現状に満足して根はそれ以上伸びていこうとしません。植物にとって根は、水分や栄養分を吸収すると同時に、地上部の植物体を支えるという重要な役割を担っています。しっかりと広範囲に根が張ることで多少の水切れにも動じなくなり、枝を大きく張らせ、葉をたくさんつけることもできるのです。

土が乾燥しているかどうかは、土の中に人差し指を第一関節くらいまで入れて確かめてみてください。さらっとしていて、指に何もついてこなければ、完全に乾燥している状態です。慣れるまで、不安もあるかもしれませんが、ぜひチャレンジしてみてください。


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。