普通傷害保険、家族傷害保険とは?

普通傷害保険、家族傷害保険とは?

傷害保険の中でも基本中の基本である「普通傷害保険」と「家族傷害保険」。日常生活の中でケガというものはなかなか意識しにくいものですが、実際に事故などでケガをしたときは大変です。

特に事故やケガをいうのは病気と違って、長い間の生活習慣などに関係なくある日突然やってきます。傷害保険の中でも代表的な普通傷害保険、家族傷害保険について解説しましょう。

普通傷害保険、家族傷害保険とは何か?

普通傷害保険について最初に確認しましょう。「普通」とついているとネーミングがちょっとな気もしますが、その名の通り、普通のケガの保険です。日本国内外を問わず24時間・365日、日常生活の中で起こるさまざまなケガ(傷害)に対して保険金が支払われる保険のことです。

ケガの保険ですから病気まで補償していません。その為、病院に行って健康状態の診査や病歴や現在の病気の治療状況などを告知することもありません。あくまでケガについてだけですので、比較的加入が容易であるとともに病気を対象にする保険と比べると保険料は割安です。

こうしたケガ(傷害)の保険はいくつか種類がありますが、その中でも最も基本的な傷害保険が「普通傷害保険」、その家族タイプが「家族傷害保険」です。

普通傷害保険と家族傷害保険の違いは?

普通傷害保険と家族傷害保険は何が違うのでしょうか。家族傷害保険は、普通傷害保険の家族タイプと言いましたが、その通りで普通傷害保険と保険の補償内容については変わりません。

異なるのは補償される人(被保険者)の範囲です。本人や配偶者、同居の親族、生計を一にする別居の未婚の子までが対象となります。

但し昨今のライフスタイルの変化にも対応していて、夫婦だけというかたちの契約や本人と同居の親族(配偶者をはずす)を対象にすることも可能になっています。

子のいない夫婦やシングルマザー、シングルファザーなどの場合でも合理的に傷害保険に加入することができるわけです。

普通傷害保険、家族傷害保険の特徴

■保険料
普通傷害保険や家族傷害保険にはどのような特徴があるのでしょうか。病気を対象としないケガの保険ですから、年齢によって保険料が変わることはありません。10歳の子供でも60歳の大人でも基本的には保険料は同じです。また生命保険などのように性別も関係しませんから男女問わず保険料は同一です。

しかしながらケガの保険ですから、事故やケガの危険度に応じて保険料に差が設けられています。具体的には職業によって2つに分類されます(A職、B職)。

営業職や事務職、主婦、学生など危険度の高くない人はA職になります。それに対してタクシーの運転手やとび職などの場合はB職になります。

保険金額(契約金額)をA職とB職で同じにすれば危険度が高い分、B職の方が保険料は高くなります。

■保険金
普通傷害保険や家族傷害保険をはじめとした傷害保険の保険金は、病気まで対象とする医療保険や医療特約にない特徴があります。

それは入院を伴わない通院だけの場合でも保険金の支払い対象となることです。この点は非常に使い勝手がよいところです。ケガといっても軽いものから重いものまで色々ですが、それなりのケガをして入院はしなくても数ヶ月通院することも珍しくありません。

こうした場合に入院を伴わない通院だけでも保険金が支払われるのは傷害保険の大きな特徴の一つです。

■普通傷害保険、家族傷害保険の保険金の請求
実際に普通傷害保険や家族傷害保険の保険金の請求をする場合、通常請求金額が10万円を超えない場合は診断書の取り付けが不要です(自己申告でOK)。

傷害保険の軽微なケガをした場合、前述のように通院だけでも保険金が支払われます。しかし何日も通院していなければ、受け取る保険金も大きな金額になりません。わずかな保険金をもらうのに診断書をお金を払って取り付けるのも無駄な気がしてしまいますから、このような制度になっています。

尚、家族傷害保険の場合には、家族であることを確認するために住民票や健康保険証などで被保険者との家族関係についての確認書類の提出が必要になります。

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