国内旅行傷害保険とは?
今回は国内旅行傷害保険についてのお役立ち度と他の保険との比較などについて解説します。
国内旅行傷害保険とは?
国内旅行傷害保険とは日本国内での旅行を目的として、家を出発してから帰着するまでの間に被った傷害を補償する保険です。海外旅行保険のように特約などを付帯しても病気まで補償することはできませんので、この点は区別してください。旅行中の傷害の他にも特約などで賠償責任、携行品損害、捜索救助費用なども補償することができます。
国内旅行傷害保険はこんなときに役に立つ!?
単純に国内旅行傷害保険と言ってもピンとこない人の方が多いのではないかと思います。国内旅行傷害保険は実際にどんなときに役に立つのでしょうか?昨今さまざまな保険が整理統合の対象になっていて、発売停止になっている保険があります。
今日のテーマに関連するところでは、主に趣味やレジャーに関係の保険です。いくつか列挙すると例えば次のような保険です。
- スキー保険、スノーボード保険
- 釣り保険
- 山岳保険 など
海の海難事故や山での遭難事故などは後を絶ちません。これは捜索救助費用などでカバーすることができますし、また釣りやスノーボードなどの道具を使うものなども携行品損害を付帯すれば補償されます。
国内旅行傷害保険では、傷害保険と言っても溺死もその対象になっています。こんなことで保険のお世話になりたくありませんが、傷害保険も意外と補償範囲は広いので知っておいてください。
この他にも団体やサークルの旅行や合宿などでもケガや賠償のトラブルなどがあった場合に、一括して同じ補償がついていることが分かれば対処も簡単です。スポーツやレジャー関係をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
国内旅行傷害保険の保険料
国内旅行傷害保険の保険料は割安です。もともと旅行保険ですから保険期間1年間などで契約することの多い自動車保険などと違い、期間が短い分自然と保険料は安くなります。これは海外旅行傷害保険と違い病気の補償を付帯できないことも関係しています。ちなみに最低保険料は500円です。社会人になって以前ほど趣味に時間が割けなくなっている人などはその都度契約する手間はありますが、安く保険に加入できます。
例えばスノーボード。辞めていないけど年に2~3度しかいかないならこうした保険の利用もありです。
先ほどの団体やサークルなどの場合、一人当たりの保険料はさらに安く設定できます(人数がいれば最低保険料は自然と超えるため)。1~2泊の旅行なら数百円で加入できますので検討の余地はあるでしょう。
クレジットカード付帯の国内旅行傷害保険は?
海外旅行傷害保険のように国内旅行傷害保険もクレジットカードに補償がついているケースがあります。こうした補償の使い勝手は実際にはどうなのでしょうか。海外旅行保険関係の記事でも何度か解説していますが、国内旅行傷害保険の場合も補償があっても旅行代金の決済をそのカードで行っていることなどが条件になっていたります。
また保険金額(契約金額のこと)についても死亡補償が中心になっているケースが結構あります。実際に傷害保険の料率も死亡料率よりも入院などの料率の方が高いので、サービスで付帯されている旅行傷害保険にもあまり過度な期待は禁物です。
- クレジットカード付帯の国内旅行傷害保険が適用されるために条件がある
- 保険金額は何に(死亡、入院、通院、賠償、携行品など)いくらついているか
クレジットカードに国内旅行傷害保険が付帯されていて、自分で内容を把握しておければ、今後無駄な保険に加入することも少なくなります。
損害保険ガイドから今日のポイント
国内旅行傷害保険は、たまにレジャーやスポーツ、旅行に行く人には最適。年間の回数が多い人は年間で契約できる別の保険を検討しましょう。関連記事
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