時短生活/楽になる家事アイテム

部屋干しファンで洗濯動線を改善しよう(3ページ目)

じめじめ湿気が多い梅雨時、洗濯物は悩みのタネですよね。でも、梅雨時に限らず、仕事をして昼間不在だったり、花粉や排気ガスが気になって洗濯物を外に干せない家庭は、年々増えています。今年、そんな「部屋干し派」のためのまったく新しい部屋干しファンが新発売になったというので、さっそく試しにいってきました。

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド


「せんたく日和」、ここがチェックポイント

ガイドとしては、「せんたく日和」は新しい洗濯スタイルを提案したという意味で、大いに注目したい商品。ただ、留意しておきたいこともあります。まず、設置場所と設置方法。この商品は家電ではなく設備のカテゴリーに入るので、家電店で気軽に買って自分で取り付ける、という商品ではありません。新築やリフォームの視点で設置を検討し、工事店に取り付けてもらう必要がある商品です。

もちろん、工事店に依頼して単体で購入から取り付けを依頼することもできますが、ここはひとつ、我が家の洗濯動線をじっくり見直しながら、ランドリールームを新設するような気持ちで収納や洗濯まわりの環境を整えてみては。「せんたく日和」を設置した場所の近くに、小さな棚や収納を新設することなども一緒に検討してみると、洗濯動線は大きく改善されるはずです。

ただ、気をつけて欲しいのは、この商品は

「設置場所を間違えると意味がない」ということ。

「せんたく日和」と室内物干しとセットで、簡易ランドリースペースを作ることが可能。梅雨時には特にうれしいスペースになる。

「せんたく日和」と室内物干し(部材別売り)とセットで、簡易ランドリースペースを作ることが可能。梅雨時には特にうれしいスペースになる。

ガイドはこれまで、室内物干しをつけてサンルームを配置している物件をいくつも見てきましたが、どれもが屋根裏に近い吹き抜け部分であったり、納戸脇や2階のテラス横など、「デッドスペース」になりがちな場所を物干しとして活用しているケースが多いのです。これは単に「雨が降っても洗濯物を干せる場所がある」だけのことで、洗濯動線の改善にはつながりません。

この「せんたく日和」の発想が画期的なのは、洗濯機のある場所をランドリースペースにする=洗濯動線を短縮化する目的を、商品自体が持っていることです。洗面所への取り付けが基本になっていますが、家庭によっては、洗濯機がキッチンや廊下に配置されている間取りもあります。設置を検討する際には、洗濯動線が短くなり、洗濯の工程が簡易化する場所を選んでください(換気扇が近くにあることも大切なポイントです)。

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