衣替えにおける収納の悩みを解決!
収納の悩みのなかでも洋服は大きなウエイトを占めていますが、選びやすい! 傷まない! 出し入れがしやすい! この3つが洋服収納のポイントです。そのポイントを押さえた衣類整理の基本と衣替えをラクにするコツをご紹介します。たたんで収納すべき衣類
ハンガー掛けの吊す収納をメインにしたいところですが、スペースに限りがある以上は、たたむ収納が衣類整理の基本。たたんだほうがいいと判断する基準はシワの気にならないもの、ハンガー掛けにすると肩に跡が残ったり、伸びてゆがんだりするものです。たたむのは面倒だと思うでしょうけれど、コンパクトにまとめることができたり、出し入れがしやすくなるというメリットもあります。たたむ衣類の代表は次のようなものです。
セーターやフリースなど厚みのある服は、巻いて筒状にしてもいい |
- 下着
- パジャマ
- Tシャツ
- ニット
- カットソー
- シャツ、ブラウス
- ジーンズやコットンパンツ
- シンプルでカジュアルなスカート
- シンプルでカジュアルなワンピース
しまい方のコツ
ケースの幅と高さに合わせてたたむ。右画像は前後2列収納。列の向きは臨機応変に |
Tシャツやニット、カットーソなどは引き出しに立ててしまうと探しやすいので、立ててしまう方向を決めて、引き出しの寸法に合わせるのがポイントです。
ジーンズやスカートも仕上がりが四角くなるように、サイズを揃えてたたみます。
シーズンオフの衣類は衣装ケースを縦に立ててから、下から上へ積み上げて収めると、重ねた衣類の重みで2~3割収納量が増えます。とはいえ詰め込みすぎるとシワになりやすいので、自分でアイロン掛けできないものやシワになりやすいもの、柔らかい素材のものは、平らに寝かせて積み重ねる方法にしてもいいでしょう。ただし、重ねる枚数は3~5枚程度に抑えてシワ予防を忘れずに。
こうして普段からたたんでしまう収納を繰り返していれば、衣替えも軽く乗り切れます。
衣替えをラクにするコツは?
しまう前にはシミ抜き・洗濯・クリーニングでお手入れを。防虫剤のほか、気になるなら防湿剤・除湿剤を。 |
スペースに余裕があって衣替えをしなくてすむとしても、混在状態では不便な思いをすることでしょう。収納スペースがどうであれ、着用するシーズンで分けておくのが得策です。
衣替えのコツ1:チーム分けして収納
いま着たい服が見つけやすいよう、シーズンで大まかに分けてチームをつくります。チームごとにひとまとめにしておくと、衣替えをするときに塊ごとに入れ替えができて、服の混在を最小限にくい止めることが可能。チームごとに収納ケースを割り当てておくとさらに重宝します。風呂敷を使ってチームをまとめてもいい。これなら入れ替えがラク |
- 真冬の厚手服チーム
- 真夏にしか着ない服チーム
- 秋冬の薄手服チーム
- 春夏の薄手服チーム
衣替えのコツ2:入れ物のセレクト
チームごとにしまうための入れ物は、たくさんしまうという目的で選ぶ前に使い勝手を優先します。整理ダンスのような家具を置いて衣類を整理するとは限らない昨今では、部屋やクローゼットのサイズに合った入れ物であることも大事です。その入れ物=収納ケースですが、メーカーやショップによって素材、寸法、形態の種類が様々にあるため、収納ケースを置く場所の寸法としまいたいアイテムとの両立を考えて次のような視点で選びます。- 出し入れのしやすい引き出し式は着る頻度の高いアイテム向き
- 浅い引き出しは、下着やソックスなど小さなアイテム向き
- 深い引き出しはTシャツやニット、ジーンズなどのアイテム向き
- シーズンオフの衣類はフタ式でもOK
- 積み上げるなら頑丈なプラスチックケース
- 透明のプラスチックケースは中身が見えて安心
- 高い場所にしまうなら紙製か布製の軽量ケース
- 押入など奥行きのある場所にしまうならキャスター付き
衣替えのコツ3:潔く断捨離
住む家や部屋のスペースで、しまえる服の量は限られています。衣替えドキになると、「去年は収まったのに今年は入らない!」という困った事態になる人も多いはず。そこで新たな収納ケースを買い足すと、入れ替える服の数が増えるばかりです。服の絶対量を決めて増えたら処分するというのが、素直な解決策ではないでしょうか。着ていない服が、誰にでも必ず何着かあります。衣替えのタイミングで処分! が来シーズンのためにもなることです。捨てドキの目安を参考にして早速実行しましょう。- 今シーズン、とうとう着なかった
- 過去3年ほど着た覚えがない
- サイズが合わなかった
- すでに流行遅れになっている
- キズや型くずれなど見た目の劣化が明らか
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