収納/10分でできる片付けテク

これなら片付く!収納の基本3ステップ(3ページ目)

片付けてもすぐに散らかる! いっそやらないほうがマシ? 急激に片付けてリバウンドするのは無理なダイエットと同じ。散らかりタイプで分かるマイペースで片づく方法とは?

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド


押入パツパツ!満タン収納の片付け方

しまう場所があっても其処が満杯だったら、部屋の何処かに置いておくしかありません。押入に入らないから布団が出したまま、クローゼットがイッパイだから服が入らないというのが満タン収納の悩みです。

よくあるのは、引っ越したとき以来開けていない段ボールがあったり、押入やクローゼットに詰め込んで片づけたつもりというケース。このケースでは収納スペースのなかみを片づけないと、はみ出すモノが増えるばかりです。

まずは片付け手順の基本に戻ります。このときよく思い浮かぶのは、収納スペースが足りないからいけないということ。でもここで念を押しておきますが、収納家具を増やすのは最後の最後にしてください。しまう場所が増えれば、そのぶんだけモノも増え続けます。見直すべきは、捨てていいモノが必ずあるということです。この機会にモノを減量しておけば、あとの作業がグンと楽になります。

そして押入やクローゼット、戸棚、引き出しなどにしまってあるモノすべてを出してください。これまで満タン状態で何を持っているか全貌が分からなかったのですから、持ち物を把握する必要があります。できれば出したモノを広げるスペースとして、床やベッド、テーブルなどを空けておきましょう。 これが片づける手順の「1.広げる」にあたります。広げるスペースが充分にとれないなら段ボールの出番です。

収納の中身を出すごとに、段ボールに仕分けをしていきます。使わないモノを発見したら、すかさずゴミ袋に入れる作業も忘れずに。押入のような大きいスペースには、壊れたストーブとか使わない布団など大物を処分できる可能性も。そうなれば一挙に収納スペースに余裕が生まれます。

いるモノのなかには、他の場所に収納した方がよいモノも見つかるでしょう。そういったモノは移動グループとして段ボールをひとつ割り当てます。同じ場所にしまい直すモノは、すでに不要なモノを間引いてあるので、使う頻度や用途に応じてグループ分けしやすい状態になっているはずです。

たとえば使う頻度と要注意度で分けてみると・・・

この分ける作業がとても大事なことで、ここでつくったグループごとにしまう場所を決めていきます。そのときに、グループのなかで更に小さなグループに分けた方がいいことも。この交通整理が少し面倒かもしれませんけれど、ひとことで言えば「見つけやすく使いやすい」グループにまとめることです。

分け終えたら次は「3.しまう」作業に入りますが、次の条件のなかから使いやすい方法を組合せます。
  • しまう位置=よく使うモノほど見える範囲で手の届く範囲内に
  • しまい方=置く、並べる、入れる、たたむ、吊す
  • しまう入れ物=棚(扉有り・ナシ)、引き出し、箱
この段階で、すべてを思い通りにしまうことは難しいので、ひとまず仮収納します。使いながら最適な位置に入れ替えることもありますので、つくったグループを崩さないように気をつけて。

しまう場所としまい方について、しばらくの間はあれこれ工夫してみましょう。使いにくいと思ったら微調整。繰り返しているうちに、いい収納のかたちができますよ。
さらに、収納リバウンドを起こさない秘訣があれば安心ですね。
仕事場のデスクが気になったら、今すぐパっと片づけましょう。
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