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共働き夫婦の収入アップ大作戦!?(4ページ目)

家計改善の方法として、「収入を増やす」という方法があります。その選択肢として「転職」が上げられます。そこで今回は、「共働き夫婦の収入アップ作戦」と題して、共働きの転職について考えてみます。

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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共働きの収入アップ大作戦!?

2人で相談
お互いの働き方・生き方を話して、アドバイスをし合おう!
■共働きなら転職のリスクを
お互いにカバー、精神的なサポートも

十分に準備をして転職をした場合でも、「収入は上がったけれども、会社の雰囲気が自分に合わない」など、転職にはリスクがつきものです。そのような場合でも、共働きであれば、一方の収入がなくなっても、もう一方の収入があるという安心感があるので、再度、転職活動に集中することができます。

実際に、夫婦でキャリアアップを積み、お互いに転職を繰り返して収入アップを実現しているカップルもいます。そんなカップルに転職についての考え方を聞いてみました。

「転職は、収入アップの手段というより、自分がやりたい仕事を実現するための手段です。転職の度に自分のやりたいことに少しずつ近づいている気がします。責任や仕事の範囲が広がれば、自然とお金がついてきます。」
「夫婦間の会話でも、お互いの仕事のビジョンについて話す機会があります。お互いにアドバイスをしたりして、それが精神的な支えにもなります。」

仕事に対するビジョンを2人がそれぞれ持ち、お互いが精神的にサポートすることが、成功の秘訣と言えそうです。

■見かけの給料にだまされるな!
転職をマネープランとして捉えた時に、気をつけなければならないことがあります。それは、転職前と後の給料をよく比較しますが、見かけの給料だけに惑わされてはけないということです。

例えば、前の勤務先が比較的大きな会社であれば、退職金制度や福利厚生制度などが充実しています。退職金も勤続年数が長いほど多く貰える仕組みの会社が多いです。転職先に退職金制度があったとしても、中途入社の場合は勤続年数が短くなるので、前の会社に勤め続けた場合に貰える退職金よりも大幅に少なくなる可能性があります。

また、医療費の自己負担部分を補助したり、厚生施設が充実しているなど福利厚生面にも留意する必要があります。会社の福利厚生の充実度も、家計の支出に影響を与えます。そして、最も気をつけなければいけないことは、残業の量や休暇取得のしやすさなどです。転職して収入が増えても、ゆっくり楽しむ時間がなければ生活に潤いは生まれません。

■転職は2人の共通のライフプランとして捉える
「転職」というと、どうしても収入面(マネープラン)に焦点が行きがちです。けれども、前出の転職を繰り返し夫婦で収入アップを実現している例のように、「転職」は、収入を得る手段として捉えるのではなく、その人の「働き方」「生き方」(ライフプラン)の一要素として捉える必要があるのではないでしょうか。

共働きの夫婦が家庭を築き、幸せな人生を送ることを考えた場合、お互いの「働き方」「生き方」を尊重し、実現をサポートする関係を保つことが大切なのではないかと思います。2人が「働き方」「生き方」の面で充実していれば、人生も楽しくなり、収入面も自然と後からついてくるでしょう。

「収入アップのための転職」ではなく、「働き方・生き方を実現するための転職」、そんな転職を共働き夫婦の収入アップ大作戦として実践することをオススメします!

【関連リンク】
・女性のキャリアと家計のハッピーアップ術!
・育休vs出産退職、妻たちの収入徹底比較!
・夫が働きながら大学院に通いたいと言ったら
・知っておきたい転職の基礎知識(All About 転職のノウハウ)


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