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家計も資産の棚卸しをしてみよう!(4ページ目)

今年も残りあとわずか。この1年はどんな年でしたか? 1年を振り返って、家計も資産の棚卸しをしてみましょう!

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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2人の資産管理表を作って、来年に活かそう!

家計簿で日々や月ごと、もしくは1年の収支を振り返るだけでなく、家にどんな資産があるか、まとめてみましょう。持ち家や土地・車・高価な家具など、いわゆる固定資産と言われるものも書き留めておきます。次に、金融資産(預貯金・有価証券など)や負債(住宅ローン、車その他の借り入れ)をまとめてみましょう。

さらにガイド平野がオススメしたいのは、夫婦2人分をまとめて整理して、家庭全体で、どんな資産がどれくらいあるかを把握することです。次の表をご覧ください。

<2人の資産管理表>
2人の資産管理表
※ガイド平野が作成


これは、ごくカンタンな表をエクセルで作ったものです。銀行の普通預金や定期預金など、比較的すぐに現金化しやすい預貯金を「流動性」とし、以下「日本株式」「日本国内債券」「外国株式」「外国債券」「その他」と分類してみました。社内預金や財形預金は、資産の一部として管理したいものではありますが、流動性としていつでも引き出せるタイプに入れる性質とも違うので、ここでは「その他」に含めました。人それぞれ、考え方がありますので、やりやすい分類をしてください。

分類ごとに、夫(例:タケシさん)の資産を書き出し、隣に妻(例:ヒロコさん)の資産を書いていきます。夫婦の投資スタイルは同じとは限りませんので、行数を調整したり、金額をゼロとしたりするといいでしょう。項目ごとに、「個人の小計」「個人の合計」、そして「2人の合計」、最後に「2人の総合計」(表中、ピンクの枠の数字)を出します。

■投資配分の分析も可能に!
こうすると、我が家にどんな資産がどれくらいあるかが一目瞭然です。エクセルですので、さらに手を加えて、総資産のうち、「流動性が何%」「日本株式が何%」といった関数を項目ごとに表示させてもいいですね。

例に挙げたタケシさんは、預貯金よりも日本や海外の株式や、最近話題の商品ファンドなどにも力を入れています。一方、妻のヒロコさんは、預貯金や債券など、安全性の高いものに資産を配分していることが分かりました。2人の資産をまとめてみると、家計全体としては、安全性、収益性のバランスをうまくとっていることが分かります。

こうして表にまとめておくと、来年以降の資産運用に活かすことが出きますし、万が一、災害や不測の事態などで「ウチにはどんな資産があったんだろう?」と調べないといけない時にも安心です。

来年にむけて
2人の貯金も少しずつ増えてきたね! 来年はマンション買えるかな?
■来年の目標づくりに、今年の振り返りを活かそう!
今回は、3つの資産「健康資産」「社会的資産」「経済的資産」という項目別に、1年を振り返ってみましたが、いかがでしたか? 良かった点、もう少し改善が必要だった点などを具体的に振り返ることで、来年はもっとこうしたい! こうなりたい!といった新たな意欲(目標)につながります。クリスマスやお正月で、夫婦がゆっくり過ごせる時間も出来ると思いますので、2人で話し合ってみるのもいいですね!

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