経済的資産：今年のお金の出入りを振り返ろう！
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| 通帳に記載された今年の入出金や残高を見るだけでも、おおまかなお金の流れを掴むことができます！ |
■どんなことにどれくらいお金を使った？
ファイナンシャルプランナーとして、お客様に「家計簿はつけただけで終わらせないで、振り返りをしてみましょう」とアドバイスしていますが、普段仕事で忙しい共働き夫婦は、なかなか振り返る時間も取りにくいと思います。年末年始は貴重なまとまりのある時間ですので、夫婦でゆっくり話す時間を作れるといいですね。
パソコンなどで家計簿をつけている人は、データの集計や振り返りをしてみましょう。家計簿を手書きでつけている人は、今まで書いてきたページをめくり返してみます。ざっくりとでもいいので、どんなことにどれくらい出費をしたか、振り返ってみてください。
家計簿をつけていない人は、まず通帳が記帳されているか、確認してください。仕事で忙しいと、ついついATMで引き出しだけする事が多いと思います。何ヶ月分も通帳が未記帳のままだと、気持ち的にお金の管理も緩くなってしまいがちです。記帳する時間がなかった！ という方でも、インターネットバンキングで利用明細が照会出来る場合は、ぜひ活用してみましょう。
■大きな出費、イベントは？
次に大きな出費に目を向けます。といっても、ただ「お金を使ってしまった……」というマイナスのイメージを持つだけでなく、２人が納得して計画的に使ったものであるならば、プラスの意味を持たせましょう。例えば、旅行をしたら、「思い出資産」が増えますし、パソコン・デジタル家電などを買った場合は、「家庭の資産」が増えることになります。
■給与明細をじっくりチェック！
そしてなんといっても、大切な収入面です。去年と比べて、今年の収入は増えましたか？ 普段、給与明細をゆっくり見ることがないという人も多いと思いますが、「給与が上がった」「残業が多かった」「税金や社会保険料がどれくらい徴収されたか」など、見比べてみましょう。
■今すぐできる「年金対策」
昨今、「消えた年金！」と、自分が納めていたはずの年金記録がきちんと記録されていないケースが社会問題になっています。将来年金をもらう時に、給与明細が証明書類として有効になりますので、保管しておくことをオススメします。最近は、給与明細が電子化されて、「会社のパソコン上で画面を見て終わってる」という方も増えています。手元に残していないという方は、この機会にぜひプリントアウトして、保管しておきましょう。
