この夏は長期金利の上昇にともなって住宅ローン金利も急上昇しました。最近は落ち着いた動きになっていますが、いつまた上がりだすかわかりません。このまま金利が上昇を続けるとすると、どのタイプの金利で借りればトクなのか、気になるところです。そこで金利の上昇シナリオをいくつかのパターンに分け、3000万円借りた場合の10年間の返済額の変化と支払い利息の違いを、金利タイプ別にシミュレーションしてみましょう。
なお、試算するのは都市銀行の変動金利と3年・5年・10年固定です。各銀行とも金利優遇キャンペーンを実施しているので、ここでは代表例として東京三菱銀行のケースを取り上げます。同行では当初の金利優遇幅が3年固定のみ1.25%でほかは1.00%です。さらに固定期間(変動金利は当初5年間)が終わったあとも段階的に0.10%~0.40%の優遇が受けられる仕組みになっています。