住宅ローンの借入/これから借りる住宅ローン関連情報

住宅ローン基礎の基礎(3) 自分に合った金融機関を選べ!(2ページ目)

2年後の住宅金融公庫廃止に伴い、住宅ローンを取り扱う金融機関の業界図も転換期にあります。この転換期に「損をしない」住宅ローン選びをするためには、住宅ローンを扱っている金融機関を知りましょう。

執筆者:西田 善太

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堅調に伸びている「フラット35」


金利推移グラフ
最近は金利の下げ止まり感もあるが...(提供:E-LOAN)
前頁の金融機関別に住宅ローンへの取り組みを貸出残高の傾向で見た場合、以下のようになります(カッコ内は現在平成17年3月の金利水準である)
■ 公庫融資⇒大幅下げ(2.8%~3.5%)
■ 財形融資⇒小幅上げ(1.48%~1.78%)
■ 民間金融機関⇒大幅上げ(0.7%~4%台)
■ ノンバンク⇒変わらず(1%台~5%台)
■ フラット35取扱金融機関⇒大幅上げ(2.29%~3.36%)

住宅金融公庫のまとめでは、公庫融資の2004年4月~12月の申込累計は新築の持ち家が4万1528戸(前年同期比56.1%の減少)であった一方で「フラット35」は利用が伸びてきており、同期間までの申込累計は5987戸で、4月~9月に受け付けた2669戸の2倍以上増加の結果となりました。

また、2003年度財形住宅融資の受理実績では申込受理戸数は、前年度(03年2月末時点)比6・0%増の1万6083戸、申込受理金額は同6・3%増の2954億5800万円と、ともに2年ぶりに増加しています。

今後は「フラット35」と併せて借り入れることも可能になったため、利用者は増加していく見込みです。

残高グラフ
総務省「日本統計月報」によると、民間金融機関住宅ローンの利用はここ数年右肩上がりに増加中。
そして右のグラフの金額の約半分の利用者が都市銀行を利用していることも驚きです。ここ2~3年は、都市銀行以外にもソニー銀行などネット銀行の台頭やサービス力の高い旧長銀の新生銀行、全期間固定ローンのみを取り扱うノンバンク、グッド住宅ローンなども参入してきています。




このようなトレンドであなたは金融機関をどう選べばよいのでしょうか?
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